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原油相場は下落 JMMC、18年6月に再検証する条件付きで9カ月延長する案を協議(29日)

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[11/29 ニューヨーク終値]

WTI1月限 57.30 ドル/バレル 前日比 -0.69(-1.19%)H 58.30 L 56.75

原油先物相場は、EIA週間石油在庫統計で、中間留分在庫が市場予想以上に増加したことが嫌気され売りが優勢となった。また、JMMCで協調減産合意の延長について協議されるなか、18年6月に再検証する条件付きで、9カ月延長する案が協議されていると伝わったことが、重荷となった。

米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)が発表した週間石油在庫統計によると、原油在庫は前週比342.9万バレル減(予想350万バレル減)、ガソリン在庫は前週比362.7万バレル増(予想100万バレル増)、中間留分在庫は前週比274.7万バレル増(予想50万バレル増)、製油所稼働率は前週比+1.3%(予想+0.5%)となった。クッシング在庫は、キーストンパイプライン停止の影響で前週比で291.4万バレル減少した。一方で、原油生産は前週比2.4万バレル増の968.2万バレル/日となった。原油相場は、クッシング在庫が大幅減少したことが買い材料となり、発表直後は買いが先行したが、中間留分在庫が市場予想以上に増加したことが売り材料視され、押し戻された。

本日は、OPEC加盟国と非加盟国の共同閣僚監視委員会(JMMC)の会合が開かれた。会合では、主要産油国のエネルギー相が参加し、明日開かれるOPECと非加盟産油国との会合に向けて事前協議が行われた。JMMCは、減産合意の9カ月延長を推奨するとの結論に至ったと伝えられた。ロイターが伝えた。また、ウォールストリートジャーナル紙は、18年6月に継続するか再検証する条件付きで、9カ月延長することが協議されたと伝えた。そして、ナイジェリアとリビアは、それぞれ180万バレル/日と100万バレル/日で生産量に上限を設ける案が協議されたことも報じられた。

ロシアのノヴァックエネルギー相は、「JMMCで減産合意の期限延長のコンセンサスが取れた」と会合終了後に話した。ノヴァック氏はサウジのファリハ氏と個別に協議したと伝えられた。クウェートの石油相は、「延長期間を6カ月または9カ月とする案を協議し、9カ月の延長を推奨するとの結論に至った」と話した。イラクの石油相は、「9カ月の延長が望ましい」と話した。

市場では、9カ月の延長がすでに織り込まれているため、6月に継続するか再検証する条件が付される可能性が浮上したことで、実質確定するのが3カ月延長のみになるとの見方が広がり、売り材料視された。

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