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原油相場は上昇 減産合意9カ月再延長も18年6月に再検証の条項が嫌気され上値重い(30日)

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[11/30 ニューヨーク終値]

WTI1月限 57.40 ドル/バレル 前日比 +0.10(+0.17%)H 57.98 L 56.82

原油先物相場は、OPECと非加盟産油国の会合で9カ月の再延長が決定したことが好感され、買いが先行した。その後、18年6月に再検証の条項が追加されたことが伝わったことが重荷となった。

石油輸出国機構(OPEC)は、30日、ウィーンで第173回目の総会を開いた。18年3月で期限を迎える協調減産を9カ月再延長することで合意した。減産幅は、現行と同じ昨年11月比180万バレル/日となった。ナイジェリアとリビアの生産量に上限が設定された。また、18年6月に開かれる次回OPEC総会で合意内容を再検証することが盛り込まれた。今回の合意内容は18年1月から12月まで効力をもつとした。市場では、ナイジェリアとリビアの上限が導入されたことは好感されたが、18年6月に再検証の条項が盛り込まれたことで、生産枠の引き上げや早期の終了などへの警戒が高まった。

OPEC総会が開始すると、ナイジェリアとリビアが上限の導入を受け入れる可能性があると伝えられたことで、買いが先行した。その後、非加盟の産油国との合同会合が開催され、ロシアが前日のJMMCで主張していたとされる18年6月の再検証の条項が盛り込まれていることが、伝わったことで売りが優勢となった。

サウジのファリハエネルギー相は、「我々は、正しい方向に向かっているが、目標は達成していない」と話した。そして、ファリハ氏は「OECD石油在庫は、最低でも1億5000万バレル削減する必要がある」と述べ、需給の均衡化は18年後半になるとの考えを明かした。ロシアのノヴァックエネルギー相は、「現在の原油価格は実際の市場を反映したもの」だとしたうえで、「今後価格は上昇するであろう」と楽観的な見方を示した。

米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)によると、9月の原油生産量は、前月比29万バレル増の948.1万バレル/日となった。米原油生産量が拡大を続けていることが示されたことも、原油相場の重荷となった。

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