原油価格ニュース

原油相場は上昇 GS=18年原油予想価格引き上げ(5日)

マーケットニュース、市場動向

[12/5 ニューヨーク終値]

WTI1月限 57.62 ドル/バレル 前日比 +0.15(+0.26%)H 57.92 L 57.08

原油先物相場は、API、EIA週間石油在庫統計の在庫統計を控える中、売買が交錯したが、サウジが予想以上にアジア向け調整金を引き上げたことやリビアが合意内容を順守する意向であることが伝わったことが支援材料となり、買いが優勢となった。また、ゴールドマンサックスなど大手投資銀行が原油価格を引き上げたことも買い安心感につながった。

サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコは、1月積みのアジア向け原油の調整金を全油種で引き上げた。代表油種の「アラビアンライト」は指標となるオマーン/ドバイ価格に対し1バレルあたり1.65ドルの割り増しとし、12月積みに比べ0.40ドル上げた。1.65ドルは2014年9月以降過去最高水準となった。サウジのアジア向け公式販売価格(Official Selling Price)の調整金が市場予想をやや上回ったことは、原油相場の支えとなった。

リビアの原油生産量は、現時点で約100万バレル/日で推移しており、同国は18年末まで同程度の水準を維持する意向であることが伝えられた。100万バレル/日は、前月30日に開かれたOPEC総会で合意した内容と一致しており、リビアが合意内容を順守する意向であることが伝わったことは、原油相場の支援材料となった。

ゴールドマンサックスは、18年のWTI原油予想平均価格を55ドルから57.50ドルへ、ブレント原油予想平均価格を58ドルから62.00ドルへとそれぞれ引き上げた。OPECの協調減産と堅調な需要などが理由としてあげられた。また、地政学リスクの高まりなどを理由に、18年は上振れリスクがあるとの見方を示した。シェール増産による価格下落圧力は19年以降の価格に影響するとの見通しを示した。WTI原油の予想価格は、18年第1四半期から第4四半期まで変わらず57.50と予想した。ブレント原油の予想価格は、18年第1四半期から第4四半期まで変わらず62.00と予想した。

また、モルガンスタンレーも同社発行の原油価格見通しレポートにおいて、価格の上振れリスクについて触れた。18年は、石油需要が供給を上回ることで需給バランスが改善するとの見方を示した。

ゴールドマンサックス、モルガンスタンレーが石油需給について強気な見方を示したことは、買い安心感につながった。

今週のEIA週間石油在庫統計の市場予想は、現時点で、原油在庫は前週比340万バレル減、ガソリン在庫は110万バレル増、中間留分50万バレル増、製油所稼働率は+0.7%となっている。

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