原油価格ニュース

原油相場は上昇 フォーティーズ・パイプラインで原油漏れ(8日)

マーケットニュース、市場動向

[12/8 ニューヨーク終値]

WTI1月限 57.36 ドル/バレル 前日比 +0.67(+1.18%)H 57.79 L 56.54

原油先物相場は、ナイジェリアのストライキへの懸念に加え、フォーティーズ・パイプラインで原油漏れが発生したことで、ブレント原油にけん引されるかたちで、買いが優勢となった。中国の11月の原油輸入が大幅な伸びを示したことも支援材料となった。

北海油田の原油を輸送するフォーティーズ・パイプラインの輸送量が、原油漏れが発生したことを受けて、減少していると伝えられた。フォーティーズ・パイプラインは、約57.5万バレル/日の輸送量をもっており、10月にスイスの石油化学大手イネオス(Ineos)がBP社から買収した。同パイプラインの輸送量が減少するとブレント原油、フォーティーズ(Forties)原油の現物市場が引き締まるため、原油相場の買い材料となった。

中国税関総署が発表した11月の貿易統計によると、原油輸入は、前年比23%増の日量901万バレルとなった。中国の原油輸入が堅調となったことで、石油在庫の減少が加速するとの見方が広がり、原油相場の支援材料となった。

ナイジェリア石油ガス労働者組合(Petroleum and Natural Gas Senior Staff Association of Nigeria)が、今月18日にも全国規模のストライキを実施すると前日に伝えられたことも、原油相場を支えた。

JPモルガンは、18年のWTI原油平均予想価格を54.65ドルから54.90ドルへ引き上げ、18年のブレント原油平均予想価格を58ドルから60ドルへと引き上げた。OPECと非加盟の産油国の協調減産の延長により、石油在庫が減少することに加え、18年6月または11月に協調減産を19年3月まで延長するとの見通しを示した。18年末の予想価格は、WTIは60.50ドルとし、ブレント原油は65ドルとした。今月5日にゴールドマンサックスは、18年のWTI原油予想平均価格を55ドルから57.50ドルへ、ブレント原油予想平均価格を58ドルから62.00ドルへとそれぞれ引き上げており、米投資銀行の見通しの上方修正が相次いでいる。

ベイカーヒューズ社が発表した米石油リグの稼働数は、前週から2基増加し751基となった。主要シェール生産地域では、パーミアン盆地(テキサス州/ニューメキシコ州)、イーグルフォード盆地(テキサス州)のリグがそれぞれ3基増加した。5週連続でリグの稼働数が増加したことは、WTI原油相場の上値を抑え、ブレント原油との価格差が拡大する要因となった。

米国 12/8/17 前週比 前年比
石油リグ 751 +2 +253
ガスリグ 180 0 +55
混合 0 0 -1
米国リグ合計 931 2 +307

カナダ 12/8/17 前週比 前年比
石油リグ 112 +1 -5
ガスリグ 107 -4 -5
混合 0 0 -1
カナダリグ合計 219 -3 -11

石油リグ地区別 12/8/17 前週比
Ardmore Woodford 1 0
Arkoma Woodford 0 0
Barnett 1 0
Cana Woodford 73 +1
DJ-Niobrara 23 -2
Eagle Ford 63 +3
Fayetteville 0 0
Granite Wash 10 0
Haynesville 1 +1
Marcellus 0 0
Mississippian 4 -2
Permian 400 +3
Utica 1 0
Williston 47 -1
Others 127 -1
Total US RigCount 751 +2

原油見通し

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