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原油相場は下落 EIAが米生産量見通しを上方修正 フォーティーズ停止長期化への懸念が支え(12日)

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[12/12 ニューヨーク終値]

WTI1月限 57.14 ドル/バレル 前日比 -0.85(-1.47%)H 58.56 L 56.85

原油先物相場は、EIAが18年米原油生産量を上方修正したことが売り材料視され、下落した。ただ、フォーティーズ・パイプラインが停止していることで、グローバル市場で現物需給が逼迫することへの懸念が広がり、原油相場の支えとなった。

米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)が発表した短期エネルギー見通し(STEO)によると、11月の米原油生産量は、前月比36万バレル増の970万バレル/日となった。ハリケーン「ネイト」の影響で減少していた生産量が回復したことが影響した。EIAは、17年通年の原油生産量は平均920万バレル/日となり、18年の原油生産量は、過去最高となる平均1000万バレル/日に達するとの見通しを示した。18年の原油生産量見通しは、前回から5万バレル上方修正された。18年の非OPECの原油生産量伸び率を前回から21万バレル上方修正し、前年比で172万バレル/日増加するとの見通しを示した。また、18年の石油需要伸び率を前回から4万バレル下方修正し、前年比162万バレル増との見通しを示した。米原油生産量が足元で増加したことに加え、18年の原油生産量が上方修正されたことが嫌気され、売り材料となった。

フォーティーズ・パイプライン(FPS)が、前日から停止していることで、グローバル市場の現物需給の逼迫へとつながることへの懸念が広がり、原油相場の支えとなった。停止が長期化した場合、ロシアや中東産原油の調達が急増する可能性がある。クリューサーオール、シェル、アパッチ、ネクセンなどが前日から、北海の主要海上油田の生産を停止した。FPSを運営するスイスの石油化学大手イネオス(Ineos)の関係者が、パイプラインの修復には2週間から3週間かかるとの見方を示したと伝えられた。

EIA週間石油在庫統計の市場予想では、原油在庫は前週比380万バレル減少、クッシング在庫は310万バレル減少、中間留分は90万バレル増加、ガソリン在庫は250万バレル増加となっている。

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