原油価格ニュース

原油相場は上昇 フォーティーズパイプラインの修理はクリスマス前後に完了(21日)

マーケットニュース、市場動向

[12/21 ニューヨーク終値]

WTI2月限 58.36 ドル/バレル 前日比 +0.27(+0.46%)H 58.38 L 57.63

原油先物相場は、前日のEIAで原油在庫が大幅減少したことによる買いが続き、買いが優勢となった。ただ、フォーティーズパイプラインの再開の目途がたったことは、上値を抑えた。

スイスの石油化学大手イネオス(Ineos)は、現在停止しているフォーティーズ・パイプライン(FPS)の修理が「クリスマス(25日)前後」に完了する見込みと発表した。そして、徐々に稼働率を上げて、1月初旬には通常の稼働率で運転を再開する予定と発表した。日量45万バレルの油送能力をもつFPSは、今月11日以降停止しており、イネオスは13日にフォースマジュールを宣言していた。FPSの再稼働は、当初2週間から4週間と発表されていたため、概ね市場予想通りとなる見込みとなった。ただ、イネオスが本日正式に再開の日程を発表したことは、原油相場の上値を抑えた。

ロシアのプーチン大統領とサウジアラビアのサルマン国王は会談し、エネルギー市場の安定化の維持のために協力していくことで合意したと伝えられた。

ロシアのノヴァックエネルギー相は、本日、「石油市場の需給均衡化は18年には実現できると見込んでいる」と話した。そのうえで、「需給均衡化が実現できた場合は、直ちに現行の減産合意について協議を再開する」と話した。一方で、「必要に応じて、減産合意を再延長するという選択肢もある」とも話した。また、ノヴァック氏は、18年の世界の石油需要の伸び率は、17年の日量180万バレルから同130-150万バレル程度まで縮小するとの見方を示した。18年のブレント原油の予想価格は50ドル-60ドルとし、従来の予想価格に変更はないと話した。

石油輸出国機構(OPEC)と非OPECの主要産油国は、減産合意の実施状況を点検する共同閣僚監視委員会(JMMC)は、11月の協調減産合意の減産目標に対する順守率が122%に達したと発表した。OPECの関係者によると、現行の協調減産合意の出口戦略について、選択肢の検討を始めていると報じられた。

前日発表されたEIA週間石油在庫統計では、原油在庫は、市場予想の前週比350万バレル減に対し、前週比649.5万バレル減となった。また、原油+石油製品在庫合計は、堅調な需要と輸出により、前週比で1416万バレル減少した。

*12/27から1/8まで、「市況ニュース」、「原油価格ニュース」のデイリー更新をお休みさせていただきます。良い年末年始をお過ごしください。また来年もどうぞよろしくお願いいたします。

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