原油価格ニュース

原油相場は上昇 米国の対イラン制裁再発動への警戒感で(12日)

マーケットニュース、市場動向

[1/12 ニューヨーク終値]

WTI2月限 64.30 ドル/バレル 前日比 +0.50( +0.78%)H 64.44 L 63.06

原油先物相場は、米国が対イラン制裁を再発動することへの警戒感が強まったことで、買いが優勢となった。

米政府高官は、15年のイラン核合意で解除された対イラン制裁の再発動を見送ると発表した。一方で、米財務省は、イランの人権侵害や弾道ミサイル開発などに関し、ラリジャニ司法府代表を含む14団体・個人を制裁対象に指定した。ただ、トランプ米大統領は米議会と欧州の同盟国に対し、120日の期限付きで、調査の厳格化などを含めた核合意の改善を求める見通しと報じられた。合意が改善されなければ、核合意の破棄する意向という。イランのザリフ外相は、核合意の再交渉は行わないと発言した。米国が、対イラン制裁を再発動した場合、イランの原油輸出が打撃をうけることになることから、原油相場の買い材料となった。

ロシアのノバク・エネルギー相は、近くにサウジとオマーンで会談し、協調減産の段階的な解消メカニズムについて協議することを明らかにした。また、ノバク氏は1月から3月の原油価格をみて、協調減産の解除について結論をだすと話した。ロシアの石油大手ルクオイル社のアレクペロフCEOは、60ドル-70ドルの原油価格は、OPEC、非加盟産油国にとって好ましい、と話した。一方で、アレクペロフ氏は、原油価格(ブレント)が70ドル付近を維持した場合、協調減産の解除を開始しなければならないと話した。

ベイカーヒューズ社が発表した米石油リグの稼働数は、前週から10基増の752基となった。主要シェール生産地域では、 パーミアン盆地で3基増加、アードモアウッドフォードで1基増加した。リグの稼働数が二桁増加したことは今年後半に向けてシェール増産につながる懸念材料となるが、今週のEIA週間石油在庫統計で、米原油生産量が前週比で29万バレル減少したことが確認されたことから、本日は材料視されなかった。

米国 1/12/18 前週比 前年比
石油リグ 752 +10 +230
ガスリグ 187 +5 +51
混合 0 0 -1
米国リグ合計 939 15 +280

カナダ 1/12/18 前週比 前年比
石油リグ 185 +87 +15
ガスリグ 91 +15 -53
混合 0 0 -1
カナダリグ合計 276 102 -39

石油リグ地区別 1/12/18 前週比
Ardmore Woodford 1 0
Arkoma Woodford 0 0
Barnett 3 0
Cana Woodford 73 0
DJ-Niobrara 25 0
Eagle Ford 62 0
Fayetteville 0 0
Granite Wash 12 0
Haynesville 1 0
Marcellus 0 0
Mississippian 4 +1
Permian 403 +3
Utica 1 0
Williston 46 0
Others 121 +6
Total US RigCount 752 +10

原油見通し

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