原油価格ニュース

原油相場は上昇 記録的大寒波の影響で米製油所の設備不具合が相次ぐ ナイジェリアの反政府武装勢力NDAの攻撃予告も(17日)

マーケットニュース、市場動向

[1/17 ニューヨーク終値]

WTI2月限 63.97 ドル/バレル 前日比 +0.24(+0.38%)H 64.17 L 63.31

原油先物相場は、複数の米製油所で不具合により設備稼働率が低下していることで、石油製品市場がタイト化することへの懸念が広がり、買いが優勢となり上昇した。ナイジェリアの反政府武装勢力NDAが原油生産設備へ攻撃を加えると予告したことで、供給減少リスクへの警戒が強まったことも支援材料となった。

記録的大寒波により暖房用エネルギー需要が拡大する中、米テキサス州のモティバ社のポートアーサー製油所が、気温の低下により不具合が生じているほか、CITGO社のコーパスクリスティ製油所、バレロ社のメンフィス製油所などでも一部設備が停止していることを受けて、ガソリン、ヒーティングオイルなど石油製品が上昇し、原油相場を押し上げた。

ナイジェリアの反政府武装勢力ニジェール・デルタ・アベンジャーズ(NDA)は、数日以内に原油生産設備を標的とした攻撃をおこなうと発表した。NDAは、今回の攻撃はBonga Platform、Agbami、 EA Field、Britania-U Field、Akpo Fieldなど深海のオフショア石油生産設備を標的にすると同グループが運営するウェブサイトで発表した。ナイジェリアの原油供給に支障が生じることへの警戒が強まり、原油相場の支援材料となった。

コンゴ共和国政府は、石油輸出国機構(OPEC)へ加入すると発表した。現在約26万バレル/日の原油を生産している同国の経済は、原油価格の低迷により大きな打撃をうけており、18年の国家予算も前年の45%削減に続き9%削減すると発表している。今後IMFによる救済を求めるとみられていることもあり、実質的にどこまで協調減産に貢献できるか不透明感が強いため、原油相場への影響は限定的となった。

今週のEIA週間石油在庫統計の市場予想は、原油在庫は前週比360万バレル減、ガソリン在庫は360万バレル増、中間留分在庫は80万バレル減、製油所稼働率は-0.30%となっている。

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