原油価格ニュース

原油先物は下落 原油在庫増加観測で売り優勢 イラク・キルクークの原油輸出回復への期待も(29日)

マーケットニュース、市場動向

[1/29 ニューヨーク終値]

WTI3月限 65.56 ドル/バレル 前日比 -0.58(+0.88%)H 66.46 L 64.98

原油先物相場は、今週のEIA週間石油在庫統計で、原油在庫が増加に転じるとの観測が広がり、売りが優勢となった。また、イラク北部キルクーク経由の原油輸出量が回復するとの見方が広がったことも、原油相場の重荷となった。

北米の暖房用エネルギー需要が徐々に縮小に向かう中、今週のEIA週間石油在庫統計で、製油所稼働率が低下することで、10週続けて減少が続いた原油在庫が増加に転じるとの見方が広がり、原油相場の重荷となった。今週水曜日に発表されるEIA週間石油在庫統計の市場予想は、原油在庫は前週比10万バレル増、ガソリン在庫は140万バレル増、中間留分在庫は150万バレル減、製油所稼働率は-0.5%となっている。

また、前週金曜日に発表されたベイカーヒューズ社の米石油リグ数は、前週比12基増の759基となったことで、米シェール供給増加への懸念が意識され、原油相場の売り材料となった。

イラク政府が、クルド人自治区の金融機関への制裁をすべて解除すると発表した。クルディスタン24が報じた。また、イラク政府の関係筋によると、キルクーク地区からイラン向けの原油トラック輸送を次週から開始する。これは、前月イランとイラクが合意した現物原油スワップに基づいた取引で、キルクーク地区から6万バレル/日の原油をイランに売却すると同時に、同量のイラン原油をイラク南部で購入する。昨年10月のイラク軍のキルクークへの進軍以降、同地区の原油生産と輸出が大幅に減少している中、今後、輸出量が回復するとの見方が原油相場の重荷となった。イラク北部キルクーク地区の輸出量は、約30万バレル/日、イラク南部の輸出量は約354万バレル/日と報じられている。

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