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原油先物は下落 リグの稼働数、15年4月以来最多(9日)

マーケットニュース、市場動向

[2/9 ニューヨーク終値]

WTI3月限 59.20 ドル/バレル 前日比 -1.95(-3.19%)H 60.77 L 58.07

原油先物相場は、米史上最大のSPR売却が決まったことに加え、リグの稼働数が15年4月以来最多となったことで、米需給改善ペースが鈍化することへの警戒が強まり、売りが優勢となった。

トランプ米大統領は、連邦政府支出を約3000億ドル増やし、債務上限を1年間停止する期間2年の予算合意に署名した。予算合意には、戦略石油備蓄(SPR)を2027年までに1億バレル売却することが盛り込まれている。昨年承認された売却分を合わせると、SPRは45%減少し約3億300万バレルとなり、米史上最大の戦略石油備蓄(SPR)の売却となる可能性がある。米史上最大のSPR売却が決まったことで、需給への影響を懸念する見方が広がり、市場心理を冷やした。

ロシアの石油開発大手ガスプロムネフチ社デュコフ最高経営責任者は、需給バランスが均衡に近づいていることを考慮すると、協調減産合意は最短で4-6月期に見直される可能性があると指摘した。市場では、6月のOPEC定例総会で、ロシアが減産幅の縮小を主張するとの見方も根強く、減産合意の見直しへの警戒が強まった。

ベイカーヒューズ社が発表した米石油リグ数は、前週比26増の791基となった。主要シェール生産盆地では、パーミアン盆地(テキサス州/ニューメキシコ州)で10基増加したほか、ウィリストン盆地(モンタナ州/ノースダコタ州)で4基増加、イーグルフォード盆地(テキサス州)で3基増加した。リグの稼働数は、15年4月以来最多となり、1週間の増加幅としては13年4月以降最大となった。今週のEIA週間石油在庫統計で、米原油生産量が史上最高水準に達したことに加え、米石油リグの稼働数が大幅に増加したことで、米シェールへの警戒が強まり原油相場の重荷となった。

米国 2/9/18 前週比 前年比
石油リグ 791 +26 +200
ガスリグ 184 +3 +35
混合 0 0 -1
米国リグ合計 975 29 +234

カナダ 2/9/18 前週比 前年比
石油リグ 221 -13 +14
ガスリグ 104 -4 -41
混合
カナダリグ合計 325 -17 -27

石油リグ地区別 2/9/18 前週比
Ardmore Woodford 2 +1
Arkoma Woodford 0 0
Barnett 0 0
Cana Woodford 66 -2
DJ-Niobrara 26 0
Eagle Ford 61 +3
Fayetteville 0 0
Granite Wash 11 -1
Haynesville 1 0
Marcellus 0 0
Mississippian 3 0
Permian 437 +10
Utica 2 0
Williston 50 +4
Others 132 +11
Total US RigCount 791 +26

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