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原油先物は上昇 EIA、米原油生産量見通しを上方修正(6日)

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[3/6 ニューヨーク終値]

WTI4月限 62.60 ドル/バレル 前日比 +0.03(+0.05%)H 63.28 L 62.17

原油先物市場は、APIとEIAの石油在庫統計を控える中、様子見ムードが強かったが、EIAが米原油生産量見通しを上方修正したことが嫌気され、上値が重い展開となった。

米エネルギー情報局(EIA)が発表した短期エネルギー見通し(STEO)によると、2月の米原油生産量は前月比23万バレル増の1030万バレル/日となった。パーミアン盆地とバッケン盆地の油井が凍結したことが影響した。18年の米原油生産量見通しを平均1070万バレル/日とし前回から11万バレル引き上げた。18年12月の生産量は、前回から12万バレル引き上げ、1125万バレル/日まで増加するとの見通しを示した。19年の米原油生産量見通しについては、前回から9万バレル引き上げ1127万バレル/日とし、19年12月の生産量は、前回から6万バレル引き上げ、1142万バレル/日に達するとの見通しを示した。米原油需要伸び率については、18年は2万バレル引き上げ、前年比47万バレル/日増とし、19年は1万バレル引き上げ、前年比36万バレル/日増とした。一方で、世界の石油需要伸び率については、18年は前回から3万バレル引き下げ、前年比170万バレル増とし、19年は前回から変わらずの前年比172万バレル/日増とした。総じて、足元で2月の米原油生産量が減少したものの、18年、19年の米原油生産量見通しが上方修正されたことで、米シェールオイル生産拡大への警戒が強まり、原油相場の重荷となった。

ヒューストンで開催されているCERA Weekエネルギー会議に参加するため訪米中のアラブ首長国連邦(UAE)のマズルーイ・エネルギー相は、「世界の石油需要の伸びは今年も堅調となる」としながらも、「4-6月には需要が下振れする可能性がある」との見方を示した。そして、マルズーイ氏は「OPECは、19年についても需給バランスを維持するための政策を準備している」と話した。また、OPECバーキンド事務局長らと前日、シェールオイル生産事業者と会食し、意見交換したことを明らかにした。詳細については話さなかった。

ロシアのテクスラー・エネルギー副大臣は、世界の石油需要は160-170万バレル増加し、需給バランスは、今年後半または9月には均衡化するであろうとの見通しを示した。また、ロシアのソロキン・エネルギー省アドバイザーは、CERA Weekエネルギー会議で向こう10-15年間は、生産量をフラットに維持することを目指していると話した。

前日停止したリビア最大規模のシャララ油田の生産が再開し、生産量が日量30万バレルまで回復したと伝えられた。

今週のEIA週間石油在庫統計の市場予想は、原油在庫は、前週比300万バレル増、クッシング在庫は89万バレル減、ガソリン在庫は180万バレル減、中間留分在庫は130万バレル減となっている。

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