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原油相場は上昇 米国のイラン核合意破棄への警戒強まる(20日)

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[ニューヨーク終値]

WTI4月限 63.40 ドル/バレル 前日比 +1.34(+2.16%)H 63.81 L 62.08

原油先物相場は、トランプ米大統領がイランの核合意を破棄することへの警戒が強まったことで、買いが優勢となった。

サウジのムハンマド・ビン・サルマン皇太子とトランプ米大統領は、本日開かれた会談で、イランの核開発を制限する欧米6カ国と同国との核合意について協議したと伝わったことで、米国が核合意を破棄する可能性が高まったとの見方が広がり、原油相場の支援材料となった。サウジのジュベイル外相は前日、2015年に結んだ核合意は「不完全」だとの見解を示しており、トランプ氏が核合意を破棄し、原油輸出を制限する措置を再び講じる可能性が高まったと受け止められた。

OPEC(石油輸出国機構)が、来月15日に開催予定のOPEC加盟国と非加盟国の共同閣僚監視委員会(JMMC)の会合で、協調減産の目標として用いられてきた目標在庫水準を、現在の過去5年平均から、過去7年平均へと変更することを検討していると伝わったことは、原油相場の買い材料となった。目標在庫水準が、過去5年平均から過去7年平均へ変更された場合、協調減産の目標達成が後ずれする可能性が高いことから、期限延長の可能性も高まる。ただ、計測対象となる在庫を現在の先進国(OECD)の商業石油在庫のみに限定せず、新興国の在庫も対象とする案も浮上していると伝えられた。OPECとロシアなど主要産油国は、来月15日にサウジアラビアのジッダでJMMCを開催する予定となっている。

テクニカル面で、2月9日につけた58.07ドルから続いている三角保ち合いを上抜けたことも、新規の買いを誘う要因となった。

今週のEIA週間石油在庫統計の市場予想は、原油在庫は前週比320万バレル増、ガソリン在庫は200万バレル減、中間留分在庫は170万バレル減、製油所稼働率は-0.20%となっている。

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