原油価格ニュース

原油相場は下落 中国が総額500億ドル相当の計106品目に25%の報復関税発表で(4日)

マーケットニュース、市場動向

[ニューヨーク終値]

WTI5月限 63.37 ドル/バレル 前日比 -0.14(+0.22%)H 63.71 L 63.56

原油先物相場は、中国が米国化学製品を含めた米製品に対し追加関税を課すと発表したことが売り材料となり、アジア時間で売りが先行した。その後、ニューヨーク時間に発表されたEIA週間石油在庫統計で、原油在庫が市場予想に反し大幅減少したことに加え、イエメン武装組織「フーシ」がサウジアラビア南西部のジザンに向けてミサイルを発射したと伝わったことが支援材料となり、買い戻しが入り、前日比で小幅安で引けた。

中国財政省は、トランプ米政権が3日に原案を示した約1300品目の中国製品への制裁関税に対する報復措置案として、大豆、自動車、化学製品、一部航空機、トウモロコシ製品など農産物を含む米製品106品目に対し、25%の追加関税を課すと発表した。関税の対象額は米中ともに500億ドル(約5兆3千億円)。中国は世界貿易機関(WTO)への提訴も発表した。対象製品には、石油を原料とした石油化学製品が含まれていることに加え、米中貿易摩擦の激化が世界の景気減速要因になることへの警戒が売り材料視された。

米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)が発表した週間石油在庫統計で、原油在庫が予想に反し大幅減少したことが支援材料となった。原油輸出が前週比60万バレル増加したことが影響した。クッシング在庫が367万バレル増加したことが懸念材料であるが、原油在庫の減少幅が市場予想と大幅乖離したことが目立った。原油在庫は前週比461.7万バレル減、ガソリン在庫は前週比111.6万バレル減、中間留分在庫は前週比53.7万バレル増、製油所稼働率は前週比+0.7%となった。市場予想は、原油在庫は前週比20万バレル増、ガソリン在庫は130万バレル減、中間留分110万バレル減、製油所稼働率+0.20%となっていた。

イスラム教シーア派系武装組織フーシ派がサウジアラビア南西部のジザンにあるサウジアラムコ社の石油タンクに向けてミサイルを発射したことが伝えられたことも買い材料となった。ミサイルは、サウジ空軍により空中で破壊されたと報じられたが、フーシがサウジの石油関連インフラを対象とした攻撃を連日おこなっていることが伝わったことは、原油相場の買い材料となった。

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