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原油相場は上昇 サウジが市場予想に反しアジア向け原油の調整金を引き上げ(5日)

マーケットニュース、市場動向

[ニューヨーク終値]

WTI5月限 63.54 ドル/バレル 前日比 +0.17(+2.68%)H 64.12 L 63.07

原油先物相場は、サウジアラビアが市場予想に反し、アジア向け原油の調整金を引き上げたことが支援材料となり、買いが優勢となった。

サウジは、5月積みのアジア向けの原油価格の調整金を引き上げると発表したことが、原油相場の支援材料となった。代表油種「アラビアンライト」は指標価格に対し1バレルあたり1.20ドルの割り増しとし、4月積みより0.10ドル引き上げた。市場では、0.50ドルから0.70ドル引き下げられると予想されていた。4月の調整金は、1バレルあたり1.10ドルの割り増しとし、3月積みより0.55ドル下げていた。また、5月積みの欧州向けは0.20ドル引き上げ、米国向けは0.10ドル引き下げた。アジア向けの原油価格の調整金が市場予想に反し、引き上げられたことで、サウジが需給の引き締めに向けて生産量を抑制しているとの見方が広がり、原油相場の支援材料となった。

イランのサーレヒ・イラン副大統領は現地メディアに対し、「主要国が核合意を離脱した場合、異なる行動をとる」と述べた。また、イランのハッサン・ロウハニ大統領とロシアプーチン大統領は、核合意について協議したと伝えられた。5月に米トランプ政権が核合意を離脱する可能性が警戒され、原油相場の支援材料となった。市場では、トランプ政権がイラン側の合意違反を理由に、原油輸出への制限を含めた制裁を再発動する可能性が警戒されている。

中国は、知的財産権の侵害があったとして、米国が中国からの輸入品(500億ドル相当)に関税をかけると表明した件で、中国は世界貿易機関(WTO)紛争解決制度に基づく米国との協議入りを申し立てた。協議期間は60日以内となる。米政権が、中国に対する新たな措置は現時点で検討していないと伝わったことや中国との対話姿勢を強調していることで、米中貿易摩擦への過度な警戒が和らいだことも、相場の支援材料となった。

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