原油価格ニュース

原油相場は上昇 シリア情勢を警戒し神経質な展開(12日)

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[ニューヨーク終値]

WTI5月限 67.07 ドル/バレル 前日比 +0.25(+0.37%)H 67.33 L 66.00

原油先物相場は、米国がシリアで化学兵器が使用されたことを確認し、シリアに対し攻撃を検討していると伝わったことにより、買いが優勢となり上昇した。また、OPEC月報で、3月のOPEC原油生産量が減少し、OECD在庫の水準が過去5年平均を下回ったことが示されたことも支援材料となった。

トランプ米大統領は、ツイッターでシリアに対する軍事攻撃の可能性について、「すぐかもしれないし、全くすぐではないかもしれない」と述べた。トランプ氏が攻撃を実施しない可能性もあるとの見方が広がり、原油相場の重荷となった。マティス国防長官は、「米国は、まだなにも決定していない」と話した。

ニューヨーク時間午後には、米国は、シリアから血液と尿のサンプルを採取し検査した結果、化学兵器が使用されたことを確認したと伝えられた。NBCが報じた。また、米国は、シリアの8拠点に対し、攻撃を検討していると伝わった。CNBCが伝えた。ターゲットには2カ所の飛行場、リサーチセンター、化学兵器工場が含まれると伝えらえた。原油相場の支援材料となり買い戻しが入った。

シリア情勢の緊迫化は、米国のイランの核合意離脱につながるとの見方が広がっている。トランプ大統領は、5月12日にイランの核合意を離脱するか、現在の合意に基づき制裁免除を延長するか判断をする予定となっている。

石油輸出国機構(OPEC)が本日発表した月報で、3月のOPEC原油生産量が減少し、OECD石油在庫が5年平均を下回ったことも、原油相場の支援材料となった。

同月報によると、3月のOPEC原油生産量は、前月比20万バレル減の日量3196万バレルとなった。アンゴラは、前月比8.2万バレル減、ベネズエラが前月比5.5万バレル減、サウジが前月比4.7万バレル減、リビアは、前月比3.7万バレル減となったことなどが影響した。OECD加盟国の3月の商業石油在庫合計は、前月比1700万バレル減の11.9億バレルとなり、過去5年平均を4700万バレル下回っている。在庫フォワードカバー日数は、2月時点で、60.6日となり、5年平均を0.6日下回っている。

また、同月報によると、世界の石油在庫は、ガソリン需要の堅調で楽観的な見通しにより、今年7月以降、日量130万バレルのペースで減少する見通しとなった。

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