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原油相場は反落 米国の制裁再発動の可能性やや後退との見方で(24日)

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[ニューヨーク終値]

WTI6月限 67.70 ドル/バレル 前日比 -0.94(-1.37%)H 69.38 L 67.54

原油先物相場は、米仏首脳会談が開催される中、トランプ米大統領の発言などにより核合意離脱の可能性が高まったと受け止められ、ロンドン時間では買われた。ただ、その後、マクロン仏大統領は、イランの核活動を抑制する最良の方策と強調したことで、米国の核合意離脱、制裁の再発動の可能性がやや後退したと受け止められ、原油相場は売り戻された。

トランプ米大統領は、就任後初めて国賓として迎えたフランスのマクロン大統領とホワイトハウスで首脳会談した。トランプ氏は、イラン核合意について「ひどい合意だ。合意すべきではなかった」と述べた。また、イラン核開発が再開される可能性に触れ、「これまでで最大の問題だ」と強調した。また、弾道ミサイル開発や武装組織への支援で中東地域を不安定化させるイランの活動が合意に含まれないことを問題視した。そして、「イランがわれわれに脅威をもたらせば、これまでに見たこともないような報いを受けることになる」とけん制した。トランプ大統領は、5月12日にイランの核合意を離脱するか、現在の合意に基づき制裁免除を延長するか判断をする予定となっている。

マクロン氏は首脳会談で核合意の「代替案はない」としており、会談後、「イラン核合意については、大統領と自分は意見が異なっている」としたうえで、核拡散防止のため、新しい合意を目指す考えを示した。マクロン大統領は現行の核合意は完璧ではないとしても、イランの核活動を抑制する最良の方策と強調した。

イランの最高安全保障委員会のシャムハニ事務局長は、米国がイラン核合意から離脱すれば、イランの核拡散防止条約(NPT)脱退もあり得ると警告した。

API週間石油在庫統計で、原油在庫が市場予想に反して増加し、前週比109.9万バレル増となったことも原油相場の重荷となった。本日ニューヨーク時間で発表されるEIA週間石油在庫統計の市場予想では、原油在庫は200万バレル減少、ガソリン在庫は60万バレル減少、中間留分在庫90万バレル減少、製油所稼働率は-0.2%となっている。

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