コモディティ 非鉄金属

2016年アルミ市場の展望

原油

過剰生産能力により来年も供給超過

  • アルミ現物市場は過剰な生産能力による構造的な供給過剰に加え、中国経済の成長鈍化の影響により供給過剰状態が続いている。これを受けて欧米製錬大手は、供給削減に着手し始めているが、中国、インドなどは生産能力を拡大しており、需給のリバランスは容易ではない。
  • 直近では、米センチュリーアルミナムは、今年8月に255,000トンの製錬所を停止、また米アルコア社は11月にアルミ製錬能力とアルミナ精製能力をそれぞれ50万3000トン、120万トンずつ2016年1-3月(第1四半期)末までに削減すると発表。一方で、中国政府は、国内の過剰供給を解消すべく電力料金に対し補助金を出すなど、精錬能力をさらに拡大させていることや、中国の製錬業者が資金調達(コモディティ・ファイナンス)の担保に使用していた現物在庫を市場にリリースし始めており、過剰な生産能力が削減される見通しは立たない。
  • また、中国政府により今年5月からアルミバーなどのアルミ製品や合金の輸出税が撤廃されたことにより同国によるアルミ製品の輸出は増加しており、来年も拡大を続ける見通しである。
  • 来年も現物市場は供給が需要を上回る供給超過となる見通しであり、需給のリバランスに不可欠となる中国の製錬能力の削減がみられるのは、2017年以降になると予想する。

PDFレポート 2016年コモディティ市場展望PDF

2015年12月18日

アースエレメンツ・アドバイザーズ/リサーチ


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