エネルギー コモディティ

2016年天然ガス市場の展望

ガス、LNG

過剰在庫の解消によりセンチメントは改善

2015/2016年の北米の冬季需要は弱く、現物市場の需給環境の緩和状態は、来年1-3月を通して続く見通しである。また、現時点の米国の在庫水準は過去5年平均と比べて約+7%であり、需要期後半に暖房需要が回復したとしても、来年後半までは需給環境が改善される状況にはない。

米国のガス生産量は、現在の71.5bcf/日近辺で頭打ちになる可能性が高く、米国からメキシコへのパイプライン輸出やLNGの輸出開始などによる需要拡大により、米国内の過剰在庫は1年を通して徐々に解消に向かうであろう。

現在、天然ガス先物に対する投機筋のショートポジションは、史上最高水準に近づいており、ショートカバーによる買戻しが原油以上におきやすい状況あることも考慮する必要がある。

原油価格が来年前半の早い時期に上昇(WTI=50ドル/バレル)に転じた場合、シェールガス生産業者はガスで採算がとれなくてもNGLで生産コストをカバーすることが可能である為、天然ガスの回復は遅れる可能性も想定される。

アースエレメンツ・アドバイザーズ/リサーチ 2015年12月18日

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