コモディティ 非鉄金属

アルミ市場の見通し2016年3月

アルミ

過剰生産能力により供給超過が続く

  • アルミ現物市場は過剰な生産能力による構造的な供給過剰に加え、中国経済の成長鈍化の影響により供給過剰状態が続いている。これを受けて、米センチュリーアルミナムは、昨年8月に255,000トンの製錬所を停止、また米アルコア社は昨年11月にアルミ製錬能力とアルミナ精製能力をそれぞれ50万3000トン、120万トンずつ2016年1-3月(第1四半期)末までに削減すると発表するなど供給削減に着手し始めている。
  • 一方で、中国政府は、国内の過剰供給を解消すべく電力料金に対し補助金を出すなど、精錬能力をさらに拡大させていることや、同国政府によりアルミバーなどのアルミ製品や合金の輸出税が撤廃されたことにより製品輸出は増加していることを考慮すると、今年中は同国の生産能力の削減は期待できない。
  • 需要は、中国、米国の需要に牽引され、グローバルで4-5%の伸びとなると予想するが、当面、現物市場では供給超過となる見通しであり、需給のリバランスに不可欠となる中国の製錬能力の削減がみられるのは、2017年半ばになると予想する。

アースエレメンツ・アドバイザーズ/リサーチ 2016年4月11日

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