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グローバル株式・商品市場動向2016年9月

欧州株

ユーロ圏:ドイツの製造業が追い風となり好調

グローバル株式市場の動向

8月、ダウ平均株価は18,500ドル近辺の高値圏で推移しました。米雇用統計で雇用者数の伸びが市場予想を上回った上に賃金も上昇し、米経済が勢いを増しているとの見方が強まり、原油相場の上昇と相まって、米国株は買われました。7月の米新築住宅販売が8年9ヶ月ぶりの高水準となり、住宅市場の見通しに明るさが見えたことも支援材料となりましたが、米国の早期利上げ観測が強まったことが相場の重しとなりました。FRBのイエレン議長はジャクソンホールの講演で「米雇用が改善し、追加利上げの条件は整ってきた」と述べ、昨年12月に続く利上げに意欲を示しています。日本株式市場では、米国の早期利上げ観測が拡大し、円相場が対ドルや対ユーロで下落し、輸出企業の採算悪化懸念が和らぎました。日経平均株価は17,000円近辺迄上昇しました。中国経済は引き続き減速基調であり、方向感のない展開が続いています。ユ-ロ圏景気は、緩やかな回復を続けていますが、下振れリスクが残存しており、主要国の勢いがまちまちであります。

金市場の動向

世界的な金利低下やドル安基調を背景に、代替通貨とされる金は買われました。そして、英国の追加緩和などによる資金流入期待から金価格は当初上昇しました。しかし、中国・インドの宝飾需要鈍化及び米国の早期利上げが改めて意識されたことなどが金の弱気材料になり、金価格は1,300ドル近辺迄下落しました。銀は米国などで銀貨や銀地金の販売が増加し、約2年振りの高値をつけましたが、その後下落に転じました。プラチナは主要生産地である南アフリカの鉱山労働者の賃金交渉難航により供給リスクが意識され、買われる動きがありましたが、米消費指標が市場の事前予想を下回り、実物需要が鈍るとの思惑から軟調に推移しました。パラジウムは、景気先行き懸念から工業用需要が減少するとの連想で売られる局面もありましたが、比較的堅調に推移しました。

原油市場の動向

原油市場では、7月にOPECの産油量が過去最高となり、需給不均衡の早期解消は難しいとの見方が改めて広がり、WTI原油は3ヶ月振りに40ドルの大台を割り込みました。しかし、主要産油国による生産調整への期待が強気材料視され、買いが活発化しました。向こう数ヶ月で原油市場の需要が高まるとのIEAの予想を手掛かりにWTI原油は一時50ドル近辺迄上昇しました。EIA在庫統計で米国原油とガソリン在庫が予想以上に減少したことや、米ルイジアナ州の製油所が洪水で創業を停止したことも支援材料になりました。月末には再び下落に転じ、WTI原油は45ドルを割り込んでいます。

農産物市場の動向

シカゴ穀物では、コーンは世界最大の輸出国である米国の中西部で生育に適した天気が続いている為、記録的な豊作が予想され、コーン価格は3ドル近辺迄下落し、1年10ヶ月振りの安値圏にあります。大豆は、米国の主産地で好天による増産観測から売られる展開になり、10ドルを割り込みました。米国と並ぶ主産地のブラジルなどの南米産地では収穫期を迎え、天候不順による減産観測が強まり、買われる局面もありました。

アースエレメンツ・アドバイザーズ/リサーチ 2016年10月4日

PDFレポート グローバル株式・商品市場の動向(2016年9月)PDF

 

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