マーケット

グローバル株式・商品市場動向2017年2月

欧州、フランス、パリ

欧米の政局リスク高まるも、米国株式市場は過去最高値を更新

グローバル株式市場の動向

2月の米国株式市場では、株価は前月に続き続伸し、ダウ平均株価は過去最高値の水準近くで推移しています。S&P500やナスダックといった主要株式指数も共に過去最高値を更新しました。底堅い米雇用統計や1月の米小売売上高、米消費者物価指数が市場予想を上回ったことに加え、新政権による景気刺激策や規制緩和、減税が米国経済を支えるとの期待を背景に米国株は買われました。FOMC声明では、雇用の伸びは引き続き堅調であり、物価についても楽観的で、順調な経済回復が続いているとの見方が示されました。しかし、新政権による保護主義的な政策への懸念や、その他の改革を巡る先行き不透明感により、売り圧力が高まる局面もありました。FRBのイエレン議長は半期に一度の議会証言で、利上げを遅らせることで、その後より速いペ-スでの金融引き締めを余儀なくされる可能性があり、そうした状況には景気後退のリスクが伴うとの見解を示しました。日本株式市場では、米国の早期利上げ観測の高まりにより、円相場がやや円安に振れ、日経平均株価が19,300円台を回復する局面もありました。中国経済は引き続き減速しており、景気の基調が弱いと考えられています。トランプ政権の今後の対中貿易政策が注目されています。ユ-ロ圏景気は、個人消費や輸出が牽引役となり、堅実な成長を続けていますが、今年は各国で選挙を控えている為、政治的不透明感が強まっています。 

コモディティ市場の動向

金市場の動向

金市場では、欧米の政局に対する懸念を背景に投資家のリスク回避姿勢が強まり、逃避買いが優勢になりました。更に、中国の外貨準備高が1月に3兆ドルを割り込み、人民元安による国際金融市場への影響が広がるとの思惑で金は買われ、金価格は約3ヶ月振りの高値をつけました。一方、対ユ-ロでの米ドル高進行に伴う割高感や米早期利上げ観測などで売られる動きもありました。銀価格も金に追随した動きとなり、18ドル台を回復しました。プラチナは、最近の金相場の上昇で出遅れ感のあった同金属に投資資金が向かい、1,000ドル台に乗せました。パラジウムは、米国や中国でのガソリン車用触媒需要の拡大期待が強気材料となり、800ドル近辺迄上昇しました。

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原油市場の動向

原油市場では、主要産油国が着実に減産合意を履行しているとの報道を受けて買いが先行し、更にEIA米国在庫統計でのガソリン在庫の減少を受け、需給が引き締まるとの見通しが広がりました。一方、引き続き米国内での生産拡大の動きがあり、上値は限定的となっています。又、米国とイランの対立による地政学リスクが中東諸国による原油供給に悪影響を与えるのではないかとの見方も浮上しました。加えて、エネルギ-消費大国の中国、インド、米国の需要が鈍化していることも弱気材料となりました。WTI原油先物は50ドル台前半でのレンジの小動きに終始しました。

農産物市場の動向

シカゴ穀物では、コーンは主産地の米国でエタノ-ル向け需要が好調であり、米株高を背景に投資資金が穀物市場全般に流入し、高値圏で推移しています。大豆は、中国で大豆や大豆ミ-ルの価格が上昇し、割安な米国産の需要が高まりました。米農務省の週間輸出検証高が市場予想を上回ったことも強気材料となりました。しかし、米国で4年連続の豊作となっている他、南米産地でも比較的順調な収穫が見込めそうであるとの見方が広がり、月末にかけて売りを誘いました。

マーケット動向


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