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原油相場は大幅上昇、ロシアプーチン大統領「9カ月の延長は、原油価格の安定を確実なものにする」(15日)

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原油は大幅上昇、ロシアとサウジの9カ月減産延長支持を好感も、米シェール拡大見通しが重荷

[5/15 ニューヨーク終値]

WTI6月限:48.85ドル/バレル 前日比 +1.01(+2.11%)H 49.66 L 47.75

原油相場は、アジア時間で、ロシアとサウジが協調減産を9カ月延長することを支持するとの発言をうけて買いが優勢となり上昇したが、NY時間では、EIA掘削生産性報告で、米シェールの生産増加見通しが示されると、堅調な米生産量への懸念から売り戻され、伸び悩んだ。

ロシアノヴァックエネルギー相とサウジファリハ石油相は、本日15日、北京で原油市場について協議をするために会合を開き、「サウジとロシアは石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国による協調減産を18年1-3月(第1四半期)末まで9カ月延長することを支持する」と述べた。また、サウジファリハ石油相は、「在庫水準は減少しているものの、我々の目標である5年平均に達していない」とその理由を述べた。また、「シルクロード経済圏構想」の国際会議に出席していたプーチン大統領も「減産の9カ月延長は、原油価格の安定を確実なものにする」、「ロシアの主要石油企業と協議したが、我々も9カ月の延長を支持する」と述べた。

これを受けて、各国の反応はまちまちで、オマーンは、9カ月の延長を支持すると述べたが、イラクは支持できるのは6カ月の延長のみとし、またカザフスタンは、同じ減産幅を維持することは難しいと述べた。

米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)が発表した、掘削生産性報告では、6月の米シェール生産量見通しを前月比12.2万バレル増の540.1万バレル/日とした。4月時点の同レポートでは、5月の伸び率を3月比12.4万バレル増としており、6月も増加ペースが引き続き堅調となる見方を示した。

前週12日金曜日に発表されたCFTCレポート(9日)によると、ヘッジファンドの原油ロングポジション(WTIとブレント原油の先物とオプションの合計)は前週比で約7200万バレル減少した。ロングポジションは、約100万バレル減少し、ショートポジションは、約7100万バレル増加した。ショートポジションが急速に増加していることから、市場ではショートカバーへの警戒が意識され始めている。

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