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原油相場は反落、IEA月報で在庫増加を嫌気、9カ月延長案の実現性を疑問視する売りも(16日)

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原油先物は反落、IEA月報で在庫増加を嫌気、9カ月延長案の実現性を疑問視する売りも

[5/16 ニューヨーク終値]

WTI6月限:48.66ドル/バレル 前日比 -0.19(-0.39%)H 49.38 L 48.50

原油先物相場は、IEA月報で、1月-3月期の商業石油在庫が前年比で増加したことが示されたことに加え、4月の同在庫が増加に転じる公算となったことにより、売りが優勢となった。サウジ、ロシアの9カ月延長案の実現性を疑問視する見方も広がり、重荷となった。

国際エネルギー機関(IEA)が本日発表した石油月報(Oil Market Report)で、1月の石油製品在庫が大幅増加したことにより、1月―3月の商業石油在庫が前年比2410万バレル(30万バレル/日)増となったことが、原油相場の売り材料となった。4月のOPEC加盟国の生産量は、主にナイジェリア、サウジの増産により、前月比6.5万バレル/日増の3178万バレル/日となり、減産順守率は、前月100%から96%へ低下したことも重荷となった。

同月報によると、4月の非OPECの生産量は、前月比14万バレル/日減の9617万バレル/日となったものの、ガソリン需要の減少などにより、4月の石油在庫は、前月比で増加する公算となった。海上在庫(Floating Storage)については、年初から3150万バレル程度減少したことを示した。17年の見通しについては、米シェール、ブラジル、カザフスタンなどの供給増加により、世界の供給量は60万バレル/日増加し、需要は130万バレル/日増加するとの見方を示した。そして、OPEC加盟国が3180万バレル/日程度の生産量を維持した場合、4-6期には、石油在庫は70万バレル減少するとの見方を示した。

サウジ、ロシアが支持を表明した9カ月延長について、イランは、本日、現地メディアに対し、「参加国すべてが合意することを条件に検討する用意がある」と述べた。一方で、イラクは、前日、「6カ月の延長のみ支持をする」と述べ難色を示している。

リビアは、技術的な問題により、生産量が80万バレル/日から73.9万バレル/日まで減少したことが報じられたが、原油相場への影響はなかった。

テクニカル面で、前日、200日移動平均線(49.14ドル付近)を下回って引けたことで、利益確定売りが膨らんだ。

本日、引け後にはAPI週間石油在庫統計、NY時間10時30分にEIA週間石油在庫統計が発表される。

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