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原油先物は上昇、イラク石油相「協調減産の9カ月延長の必要性について合意」(22日)

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原油先物は上昇、イラク石油相「協調減産の9カ月延長の必要性について合意」

[5/22 ニューヨーク終値]

WTI7月限 51.13ドル/バレル 前日比 +0.46(+0.91%)H 51.43 L 50.75

原油先物相場は、OPEC総会を25日に控える中、イラク石油相が、サウジエネルギー相との会談後、9カ月の減産延長を実質支持する意向を示したことが好感され、買いが優勢となり上昇した。

サウジアラビアのファリハエネルギー相は、本日イラクのルアイビ石油相と会合を開き、協調減産の延長について協議をおこなった。その後の記者会見で、イラクのルアイビ石油相は、「協調減産の9カ月延長の必要性について合意した」と述べ、サウジとロシアが先日表明した9カ月延長を実質支持する意向を示した。

OPECと非加盟産油国は、25日、ウィーンで会合を開き、減産延長の是非の最終判断をおこなう予定となっているが、イラクが、主要産油国では唯一難色を示していた。イラクは、アルジェリアとの会談では、6カ月の減産しか支持しないと述べていたが、本日、サウジとの会談後に、9カ月延長を支持する意向に転じたことが、原油相場の買い材料となった。

サウジのファリハ氏は、「減産は需給の均衡化に寄与している、世界の在庫は減少しつつある」とした上で、「我々が話したすべてのOPEC加盟国は9カ月の延長を支持している」と述べ、9カ月延長について楽観的な見方を示した。

ロシアノヴァックエネルギー相は、本日、現地メディアに対し「減産延長の基本シナリオは9カ月だ」と述べた。また、同じくOPEC非加盟国ではオマーンやメキシコも9カ月延長を支持する意向を確認した。

リビアの原油生産量は、本日時点で78.8万バレル/日まで回復したことが報じられたが、原油相場への影響はなかった。同国のサリール(Sarir)、メスラ(Messla)両油田の電力供給トラブルにより、80万バレル/日から、一時70万バレル/日以下まで減少していた。

前週19日金曜日に発表されたCFTCレポートによると、16日までの1週間において、ヘッジファンドの原油ロングポジション(WTIとブレント原油の先物とオプションの合計)は前週比で約600万バレル増加した。ロングポジションは、約2800万バレル増加し、ショートポジションは、約2200万バレル増加した。ロングポジションが増加するのは、4週間ぶりで、ヘッジファンドはロングにやや傾いている。

また、ヘッジファンドのブレント原油のロングポジションは、約1600万バレル増加しており、WTI原油先物よりブレント原油先物のロングポジションが伸びている。

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