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原油相場は反発、カタールがOPECの減産合意に変わらずコミットする意向伝わる 米需要見通しの上方修正も支え(6日)

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原油先物は反発、カタールがOPECの減産合意に変わらずコミットする意向伝わる 米需要見通しの上方修正も支え

[6/6 ニューヨーク終値]

WTI7月限 48.19ドル/バレル 前日比 +0.79(+1.67%)H 48.23 L 46.94

原油先物相場は、カタールが、OPECの減産合意へ変わらずコミットする意向であることが伝わったことで、カタール巡る問題で減産合意への影響が及ぶ懸念がやや後退し、買い戻しが入った。EIAの短期エネルギー見通しで、原油需要見通しが上方修正されたことや、EIA週間石油在庫統計で原油在庫の減少するとの観測も好感された。

バーレーン、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、エジプトが、カタールとの国交断絶した問題において、協調減産合意について、カタールが引き続き、合意を変わらず順守するとの楽観的な見方が広がったことで、原油相場は買い戻しが入った。カタールと意見交換をしたことが伝えられたクウェートのマールゾウク石油相は、「カタールは、引き続き、減産合意へコミットする意向だ」と話した。ロシアノヴァックエネルギー相は、メディアに対し、「OPECと非加盟産油国の減産合意は、続けていくべきだ」と述べた。同氏は、今月中にカザフスタンで、サウジのファリハエネルギー相と会談することが伝えられており、合意に支障が出ないよう働きかけるとみられる。

カタールは、アラブ首長国連邦のFujairah港、Khor al Fakkan港、サウジアラビアのJubail港、Ras Tanura港などの主要港から締め出されており、同国の原油、LNGの輸出が滞るとの見方が広がり、原油相場の買い材料となった。カタール産原油の海上輸送は、他国産の原油と同じVLCCで運ばれることが主流であるため、これができなくなると、輸送が遅延し、上輸送コストも跳ね上がることが予想される。LNG輸送についても、Fujairah港が利用できないことなどにより、輸送の遅延が懸念される。LNG輸送が滞った場合、トレーディング会社は別のLNGカーゴを代替で供給することが多いが、困難な場合、多くの需要家は、SPOTマーケットから原油や石油製品を調達する。

米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)は、短期エネルギー見通し(STEO)を発表し、17年の米石油需要見通しが上方修正されたことも原油相場の買い材料となった。同見通しによると、17年の米石油需要見通しは、前年比+32万バレル/日と前回から3万バレル上方修正された。18年は、米石油需要見通しは、前年比+31万バレルと前回から1万バレル上方修正された。17年の米原油生産量見通しは、前年比+46万バレル/日、前回から2万バレル上方修正された。18年の米原油生産量見通しは、前年比+68万バレル上方修正、前回から3万バレル上方修正された。需要、生産量はともに上方修正されたものの、需要の修正幅が上回ったことで、原油相場の買い材料となった。

明日発表となるEIA週間石油在庫統計で、原油在庫が減少することが予想されていることも原油相場の買い材料となった。現時点の市場予想は、原油在庫は前週比-346.4万バレル、ガソリン在庫は+58万バレル、中間留分は+28.1万バレル、製油所稼働率+0.00%となっている。(API週間石油在庫統計

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