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原油相場は続落、米ガソリン需要への失望感広がる(8日)

マーケットニュース、市場動向

原油先物は続落、米ガソリン需要への失望感広がる

[6/8 ニューヨーク終値]

WTI7月限 45.64ドル/バレル 前日比 -0.08(-0.17%)H 46.18 L 45.20

原油先物相場では、前日のEIA在庫統計による売りが続いており、上値が重い展開となった。45ドル前半ではやや買い戻す動きも見られたが、需要期に入っているにもかかわらず、ガソリン需要が伸び悩んでいることへの失望感は大きく、買いは続かなかった。

米エネルギー省エネルギー情報局が、前日発表したEIA週間石油在庫統計で、原油在庫、ガソリン在庫が大幅に増加したことが、本日も原油相場の重荷となった。ガソリンと石油製品の需要が伸び悩んでいることが示されたことが嫌気された。ガソリンを含めた石油製品需要は、4週平均ベースで、前年比1.2%減の2010万バレル減と前年比を割っている。また、ガソリン単体の需要も、4週平均ベースで前年比0.7%減の957万バレル減と、同じく前年比割れとなっている。

アラブ首長国連邦は、本日、Fujairah港、Khor al Fakkan港を含めた同国のすべての貿易港について、カタールへ向かう船舶、および同国を出発したすべての船舶、カタールの国旗を掲揚している船舶、カタール籍の企業・個人所有の船舶を受け入れないよう再度、海運業者に通達した。アラブ首長国連邦は、前日の緩和措置を事実上、撤回した。ただ、業界筋によると、長期契約に基づく原油タンカーなどについては、引き続き免除される可能性があるとされることが伝えられた。中東地域におけるカタール産原油の購入者には影響がでるとみられるが、アジアなど長期契約に基づくカタール産原油の輸出については、影響は限定的となるとみられる。したがって、前日の決定とくらべ、再び規制が厳格化したが、原油物流に与える影響としては、実質的には大きく変わっていないことから、原油相場への影響は限定された。カタール外務相は、イランが、食糧支援などとともに、同国の複数の貿易港をカタールに優先的に開放すると伝えたことを明かした。

18年以降の原油先物は、割安感から買い戻す動きがみられ、18年6月限先物は前日比+0.32ドルの47.69ドル、18年12月限先物は+0.52ドルの47.89ドルで引けた。

リビア最大の生産能力をもつシャララ(Sharara)油田の生産が、引き続き停止していることが確認されたが、本日も材料視されなかった。

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