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原油相場は上昇、原油在庫減少観測も、ガソリン先物の下落やシェール拡大見通しが重荷(12日)

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原油先物は上昇、原油在庫減少観測も、ガソリン先物の下落やシェール拡大見通しが重荷

[6/12 ニューヨーク終値]

WTI7月限 46.08ドル/バレル 前日比 +0.25(+0.55%)H 46.71 L 45.66

原油先物相場は、今週のEIA週間石油在庫統計で、原油在庫が減少するとの観測が広がったことにより買いが優勢となったが、ガソリン先物が下落したことで、上値は重かった。EIA掘削生産性報告で、7月の米シェール生産量が増加するとの見通しが示されたことも重荷となった。

今週のEIA週間石油在庫統計で、原油在庫が減少するとの観測が広がったことは、原油相場の買い材料となった。前週大幅増加となった原油在庫は、今週は減少するとの見方が優勢で、ジェンスケープ社は、オクラホマ州クッシング地点の在庫(クッシング在庫)は180万バレル減少するとの見通しを示した。一方で、需要が伸び悩んでいることで、今週もガソリン在庫が増加するとの観測から、NYガソリン先物相場が下落し、原油相場の上値を抑えた。

米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)が発表した掘削生産性報告では、7月の米シェール生産量は547.5万バレル/日と、6月534.8万バレルから増加するとの見通しが示された。米シェール生産量の増加が続く見通しが示されたことで、原油相場の重荷となった。同報告によると、パーミアン盆地は前月比6.5万バレル/日増、イーグルフォードは同4.3万バレル/日増となった。

サウジが7月の米国、欧州、アジア向けの供給を削減する意向であることが伝わったことは、原油相場の支えとなった。サウジは7月の米国向け供給量を約30万バレル/日、欧州向けを約15万バレル/日、インド向けを約20万バレル/日、中国向けを約11万バレル/日、それぞれ削減するとみられる。なお、日本、台湾向けの数量は変わらない公算である。

トレーダー筋によると、本日も、前週から観測されているメキシコ国営石油会社ペメックス(PEMEX)のヘッジプログラムがらみのプットオプションの買いがみられた。

リビアのシャララ(Sharara)油田の生産は回復し、同国の原油生産量は80万バレル/日程度まで増加していることが、現地メディアにより伝えられた。

一方で、ナイジェリアのトランスニジェールパイプライン(TNP)の原油漏れで、ナイジェリア産原油「ボニーライト」の輸出が停止している問題については、本日時点では、フォースマジュールは解除されていない。

前週9日に発表されたCFTCレポート(30-6日)によると、ヘッジファンドの原油ロングポジション(WTIとブレント原油の先物とオプションの合計)は前週比で約3900万バレル減少した。ロングポジションは、約1600万バレル減少し、ショートポジションは、約2400万バレル増加した。ヘッジファンドは、ブレント原油のショートポジションを3300万バレル増やしており、相場を押し下げている。

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