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IEA月報=5月の減産順守率は96%、4月-6月期のOECD石油在庫の減少幅は縮小(14日)

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IEA月報=5月の減産順守率は96%、4月-6月期のOECD石油在庫の減少幅は縮小

国際エネルギー機関(IEA)は、本日、月次報告(Oil Market Report)を発表した。

4月のOECD石油在庫は、前月比1860万バレル(62万バレル/日)増の30.45憶バレルとなり、過去5年平均を2億9200万バレル上回っている。4月-6月期のOECD在庫は、-50万バレル/日(在庫減少)と見込んでおり、前回レポートの-70万バレルから減少幅を修正した。中国と欧州のデータが弱いことや世界の石油供給量が堅調であることが主因。ただ、現在のOPECの安定した原油生産量を前提とすると、17年後半の在庫減少幅は拡大する見通し。

世界の原油需要の伸び率の鈍化は、インドの需要鈍化による一時的な減速とみている。世界の原油需要の伸び率は17年は前年比130万バレル増の9784万バレル/日、18年は前年比140万バレル/日増の9927万バレル/日の見通し。

5月の世界石油供給量は、OPEC、非OPECともに供給が増加したことにより、前月比58.5万バレル増の9669万バレル/日となった。前年と比べ125万バレル増加した。

5月のOPECによる原油供給量は、減産合意から免除されているリビア、ナイジェリアの供給増加により、前月比29万バレル増の3208万バレル/日となった。5月の減産順守率は96%であった。イラクの減産順守率は55%と未然低い水準。リビア、ナイジェリア両国の供給は、ボニーライト原油のフォースマジュールなどにみられた通り、減少するリスクもあるが、増加が続いた場合、減産合意の効果が希薄化し、原油需給の均衡化が遅れる要因となると指摘した。

米国の原油供給量は堅調に伸びており、17年は前年比43万バレル増、17年末には、16年末に比べて92万バレル増となるとの見通しを示した。

非OPECの原油供給量は、17年は前年比66万バレル増、18年は前年比150万バレル増となる見通し。18年の非OPECの原油供給量の伸び率は、同年の原油需要の伸び率を上回る(+10万バレル)との見通しを示した。

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