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原油相場は大幅下落、EIA在庫統計でガソリン在庫の増加を受けて(14日)

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原油先物は大幅下落、EIA在庫統計でガソリン在庫の増加を受けて

[6/14 ニューヨーク終値]

WTI7月限 44.73ドル/バレル 前日比 -1.73(-3.72%)H 46.49 L 44.54

原油先物相場は、原油在庫の減少幅が予想に届かなかったことに加え、ガソリン在庫が、需要の減少により予想に反して増加したことが売り材料となり、大幅下落した。また、IEA月報で、原油需給の均衡化が先延ばしとなるとの見方が広がったことも重しとなった。終値ベースで、昨年11月14日以来の安値となり、減産合意が決定する前の水準に戻した。

米エネルギー省が発表したEIA週間石油在庫統計では、原油生産は増加したことが示され、原油在庫は、市場予想273.9万バレル減に対し、前週比166.1万バレル減の5億1320万バレルとなった。ガソリン在庫は、需要が減少したことが影響し、予想45.7万バレル減に対し、前週比209.6万バレル増となった。

国際エネルギー機関(IEA)が発表した月次報告で、米国の原油供給量の増加、インド需要の鈍化などにより、世界の石油在庫の見通しが上方修正されたことが売り材料となった。4月のOECD石油在庫は、前月比1860万バレル増加し、過去5年平均を約9.6%を上回っている中、4月-6月期のOECD石油在庫の見通しが、-50万バレル/日(在庫減少)となり、前回レポートの-70万バレルから減少幅が修正された。5月の海上在庫が前月比410万バレル減の4700万バレルと14年12月以来の水準まで低下したことは、評価されるが、4月-6月期の在庫の見通しが上方修正されたことで、原油需給の均衡化が先延ばしとなるとの見方が広がり、売り材料となった。

本日のIEA月報、前日発表されたOPEC月報で、リビア、ナイジェリアの生産量が上振れする可能性が指摘されており、両国の供給増加により、産油国の減産合意の効果が希薄化することへの懸念があらためて意識されたことも、原油相場の重しとなった。

カタールのアル・サダ石油相は、「地域における現在の状況は、減産合意の履行を妨げるものではない」と述べ、サウジアラビア、アラブ首長国連邦など6カ国と国交断絶し、緊張が高まる中、減産合意への影響は及ばないとの考えを示した。ただ、原油市場ではすでに織り込まれていたため、原油相場への影響はなかった。

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