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原油相場は続落、米ガソリン需要の低迷が重し(15日)

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原油先物は続落、米ガソリン需要の低迷が重し

[6/15 ニューヨーク終値]

WTI7月限 44.46ドル/バレル 前日比 -0.27(-0.60%)H 44.81 L 44.32

原油先物相場は、前日のEIA在庫統計を受けての売りが続いており、売りが優勢な展開となった。とくにガソリン需要が3週連続で減少したことへの失望感は大きく相場の重しとなった。

米エネルギー省エネルギー情報局が、前日発表したEIA週間石油在庫統計で、ガソリン需要が減少した影響で、ガソリン在庫が増加したことが本日も原油相場の重しとなった。ガソリン在庫は、市場予想に反し前週比209.6万バレル増となったが、ガソリン需要が3週連続で減少し、前週比4.8万バレル減の926.9万バレル/日となったことが要因である。ガソリン需要は、4週平均ベースで前年と比べ11万バレル/日(1.1%)下回っており、今週も減少したことに対する失望感が大きい。ディーゼルなども含めた米石油製品需要も、4週平均ベースで前年比23.5万バレル(1.2%)減の2010万バレル/日となっており、米国の石油製品需要は、市場予想に反し、鈍化している。

米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)は、本日、レポートを発表し、原油市場の需給は、17年7-9月期にタイト化し、その後18年にかけて再び緩和するとの見通しを示したが、材料視されなかった。同レポートでは、17年Q2からQ3にかけて原油在庫は減少し、需給はタイト化するものの、その後、原油価格の回復により生産量が増加することで、18年6月まで、在庫が再び増加に転じると見込んでいる。原油価格の回復の可能性に言及している点、ポジティブともとれる内容ではあるが、本日は材料視されなかった。

リビア国営石油会社(NOC)ベンガジ事業所が、同国東部ハリガ港からの輸出を停止する指示を出したことが伝えられた。カタール政府が約8.5%出資している資源トレーディング会社、グレンコア社が同港から原油を輸出していることが原因で、輸出が停止すれば19万バレル/日の原油輸出が影響を受けることになる。グレンコア社は、リビア国営石油会社(NOC)のトリポリ本部と、ハリガ港を利用し原油を輸出する契約を締結しているが、同港は、トリポリに拠点を持つリビア国営国営石油会社(NOC)とは異なるNOCベンガジ事業所の支配下にあるため、今後同港からの輸出が停止する可能性がある。ただ、現時点では同港は、通常通り操業していることから、原油相場への影響はみられなかった。

テクニカル面では、44.15-44.45がサポートゾーンとみられており、これを下抜けると42ドル付近まで下落する可能性があるとみられている。

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