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原油相場は続伸、EIA短期見通しで18年米原油生産量が下方修正、米石油需要が上方修正されたことを好感(11日)

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原油先物は続伸、EIA短期見通しで18年米原油生産量が下方修正、米石油需要が上方修正されたことを好感

[7/11 ニューヨーク終値]

WTI8月限 45.04ドル/バレル 前日比 +0.64(+1.44%)H 45.29 L 43.83

原油先物相場は、今週の在庫統計で原油在庫減少観測が広がる中、EIAの短期見通しで、18年の米原油生産量見通しが下方修正、米石油需要は上方修正されたことを手掛かりに、買いが優勢となった。また、欧州の原油在庫と石油製品在庫が前週比で減少したことも買い材料となった。

米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)が発表した短期エネルギー市場見通し(STEO)では、18年の米原油生産量見通しは下方修正され、米石油需要は上方修正された。EIAは、17年の米原油生産量見通しは、前回から変わらず、前年比46万バレル増の933万バレル/日とした。18年の米原油生産量を前回より11万バレル下方修正し、前年比57年万バレル増の990万バレル/日とした。一方で、米石油需要は、17年は、前回から1万バレル下方修正し、前年比31万バレル増の1994万バレル/日とし、18年は、前回から5万バレル上方修正し、前年比36万バレル増2030万バレル/日とした。EIAが、18年の米原油生産量見通しを下方修正し、米石油需要見通しを上方修正したことは、原油相場に好感された。とくに、18年の米原油生産量見通しが1000万バレルを下回ったことで、米シェール生産拡大による過剰供給への懸念が和らいだ。

欧州各国の石油在庫、製油所処理量などのデータを毎月発表するEUROILSTOCK社は、6月の欧州の原油と石油製品の在庫合計が、前月比0.2%減、前年比0.7%減の11.5億バレルとなったと発表した。原油在庫は前月比0.2%減の4億9144万バレル、ガソリン在庫は前月比0.8%減の1億1696万バレル、中間留分在庫は前月比1.1%減の4億4723万バレルとなった。欧州の原油在庫と石油製品在庫が減少したことは、原油相場の買い材料となった。

OPECが明日発表予定の月報で、6月の原油生産量が、サウジ、ナイジェリア、リビアの増産により、前月比33万バレル増の3247万バレル/日となる見込みであることが報じられた。サウジの6月の原油生産量は、1007万バレルとなり、減産合意で決定した生産水準1005.8万バレルを超える公算となり、原油相場の重荷となった。ただ、これら原油生産量の数値は、明日発表される月報で修正される可能性があるため、原油相場の反応は限定的となった。

バークレイズのコモディティリサーチアナリストは、17年のブレント原油予想価格を55ドルから52ドルへ下方修正し、18年の同予想価格を57ドルから52ドルへ下方修正した。また、2020年の原油予想価格を82ドルから55ドルへ下方修正した。バークレイズは、6月に同予想価格を下方修正しており、約3週間で2度目の見直しとなった。

本日引け後にAPI週間石油在庫統計、明日はEIA週間石油在庫統計が発表される。EIA石油在庫統計の現時点の市場予想は、原油在庫285万バレル減、ガソリン在庫は114.7万バレル増、中間留分在庫は113.3万バレル増、製油所稼働率は+0.50となっている。

明日水曜日にはOPEC月報、木曜日にはIEA月報が発表される。

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