原油価格ニュース

原油相場は下落、JMMCの会合で追加措置協議の可能性が後退 7月のOPEC原油生産量の増加観測も重荷(21日)

マーケットニュース、市場動向

原油先物は下落、JMMCの会合で追加措置協議の可能性が後退 7月のOPEC原油生産量の増加観測も重荷

[7/21 ニューヨーク終値]

WTI9月限 45.77ドル/バレル 前日比 -1.15(-2.45%)H 47.21 L 45.62

原油先物相場は、24日のJMMC会合で追加措置が協議される可能性が後退したとの見方が広がったことに加え、7月のOPEC加盟国の減産順守率がさらに低下するとの観測により、売りが優勢となり下落した。ベイカーヒューズ社が発表したリグ稼働数は減少したが、本日はJMMCの会合を控えていることもあり、材料視されなかった。

アラブ首長国連邦(UAE)のマズルーイ・エネルギー相は、本日、UAEの減産順守率が低いことについて、「減産合意に引き続きコミットする」と話し、「現行の(減産)合意は今年Q3、Q4には効果を発揮することを期待している」と話した。また、クウェートのマルズーク石油相は、来週24日に開催されるOPEC加盟国と非加盟国の共同閣僚監視委員会(JMMC)の会合について、「今回の会合では、参加者は現行の減産合意の履行について協議するであろう」と話した。JMMCの会合では、ナイジェリアの生産量に上限を設ける案やサウジの原油輸出量を100万バレル/日削減する案などが検討されることが期待されている中、これら発言により、追加措置が協議される可能性が後退したとの見方が広がり、原油相場の売り材料となった。

石油調査会社のペトロロジスティックスは、7月のOPEC加盟国の原油生産量が前月に比べ14.5万バレル/日増加し、3300万バレル/日を上回るとの見通しを示した。サウジ、UAE、ナイジェリアの生産量の増加が要因との見方を示した。ペトロロジスティックス社は、石油現物トレーディング会社やヘッジファンドなどに利用されており、市場参加者の間で信頼が高い。OPEC加盟国の原油生産量が増加すれば、5月96%から6月時点で78%まで低下した減産順守率がさらに低下することになるため、原油相場の売りを加速させた。

ベイカーヒューズ社が発表した米石油リグの稼働数は、前週比1減の764となった。主要シェール生産地域では、パーミアン盆地(テキサス州/ニューメキシコ州)では1基増加したものの、イーグルフォード盆地(テキサス州)とアーコマウッドフォード盆地(オクラホマ州)ではそれぞれ2基減少した。米国のシェール生産地域のリグ数が減少したことで、米国のリグ稼働数が、原油価格の下落によりようやく頭打ちとなったとの見方が広がり好感された。ただ、JMMCの会合を控えていることもあり、材料視されなかった。

原油見通し

原油価格ニュース

スポンサーリンク

エレメンツキャピタル/リサーチ

本サイトに掲載のすべての情報は万全を期しておりますが、その内容の信頼性、正確性および完全性について当社が保証するものではありません。取引や投資に関する最終判断は利用者ご自身の判断でなさるようお願いいたします。これらの情報によって生じたいかなる損害についても、当社は一切の責任を負いませんので、予めご了承ください。