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原油相場は上昇、サウジ8月原油輸出量100万バレル削減決定、ナイジェリアは180万バレル/日で生産調整に合意(24日)

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原油先物は上昇、サウジ8月原油輸出量を100万バレル削減決定、ナイジェリアは180万バレル/日で生産調整に合意

[7/24 ニューヨーク終値]

WTI9月限 46.34ドル/バレル 前日比 +0.57(+1.25%)H 46.48 L 45.40

原油先物相場は、サウジが8月の原油輸出量を前年比で100万バレル削減することを決定したことに加え、JMMCの会合でナイジェリアが生産調整に合意したことにより、買いが優勢となり上昇した。

サウジのファリハ・エネルギー相は、8月の同国原油輸出量を、前年比100万バレル下回る水準となる660万バレル/日へ削減することを決めたことを明らかにした。また、ファリハ氏は「今後の産油国の監視対象として各国の輸出量に注力すべき」との考えを述べた。削減対象が8月のみとなったことで、市場では効果を疑問視する指摘もあったが、少なくとも足元の需給改善が進むとの見方が広がり、買い材料となった。

OPEC加盟国と非加盟国の共同閣僚監視委員会(JMMC)の会合が、本日ロシアのサンクトペテルブルクで開催され、ナイジェリアは自主的に、同国の持続可能な原油輸出量が180万バレルに達した場合、生産量の「調整」に協力することに合意した。また、JMMCは、減産合意を来年3月以降へ延長することを選択肢として保持すべきとの意見を示した。また、世界の原油需要は、今年後半に200万バレル/日増加する見通しであることから、現在5年平均を2億5000万バレル上回っている世界の原油在庫は減少に向かうとの見通しを示した。そして、すべての産油国は、減産合意に対し100%の順守率を達成するべきであるとし、一部産油国と個別に協議したことを明らかにした。リビアとナイジェリアについては、原油生産量が回復し安定した際には、両国は原油価格の安定化に協力をするべきととした。ナイジェリアが生産調整に協力することに合意したことや、減産順守率の向上への協議が開始されたことが評価され、原油相場の買い材料となった。

石油輸出国機構(OPEC)のバーキンド事務局長は、会合後に「原油市場のリバランスは当初想定より遅れているが、今年後半には加速するであろう」と話した。ノヴァック・エネルギー相は、「減産順守率が100%に達した場合、原油供給量は20万バレル減少するであろう」と減産順守率向上の必要性を指摘した。

ナイジェリアでは、トランスニジェールパイプライン(TNP)におけるサボタージュ(破壊工作)により、15万バレル/日の原油生産が停止したことが伝えられたことも、原油相場の支援材料となった。

市場では、バークレイズがオプショントレーディングブックのポジション清算のためにおこなったとみられる、90ドル、95ドル、125ドルストライクのコールオプションの売りが目立ったが、相場への影響は限定的となった。バークレイズは、コモディティ関連事業の大部分からの撤退を表明している。

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