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原油相場は上昇、UAEが、サウジに続き輸出削減へ 米シェール大手の投資削減も支援材料に(25日)

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原油先物は上昇、UAEが、サウジに続き輸出削減へ 米シェール大手の投資削減も支援材料に

[7/25 ニューヨーク終値]

WTI9月限 47.89ドル/バレル 前日比 +1.55(+3.34%)H 47.97 L 46.38

原油先物相場は、アラブ首長国連邦(UAE)がサウジに続き、原油輸出量を削減することを明らかにしたことで、足元の需給バランスの改善への期待が広がり、買いが優勢となった。米シェールオイル大手のアナダルコが前日の決算で、投資額を削減することを発表したことも支援材料となった。

アラブ首長国連邦(UAE)のマズルーイ・エネルギー相は、9月の原油輸出量を削減することを決めたことを発表した。アブダビ国営石油会社(ADNOC)が、原油出荷を約10%削減することを輸入国へすでに伝えたことを明らかにした。OPEC加盟国と非加盟国の減産合意に対する、原油生産量の順守率低下が懸念される中、サウジに続き、UAEが輸出量の削減に着手したことが好感され、原油相場の買い材料となった。サウジのファリハ・エネルギー相は、前日、8月の同国原油輸出量を、前年比100万バレル下回る水準となる660万バレル/日へ削減することを決めたことを明らかにした。

ナイジェリアで、トランスニジェールパイプライン(TNP)におけるサボタージュ(破壊工作)により、15万バレル/日の原油生産が停止したことが前日伝えられたことも、原油相場の支援材料となった。

米海軍が、本日、ペルシャ湾でイラン籍のパトロール船に警告射撃をおこなったことが報じられ、地政学リスクが意識されたことで、買いが強まる場面もあった。

米独立系石油・天然ガス大手の米アナダルコ・ペトロリアム(Anadarko Petroleum Corporation)社は、前日夕方に四半期決算を発表し、17年の設備投資を3億ドル削減することを発表した。また、17年の原油・ガス生産量見通しを約2%引き下げ、64.4万バレル/日とした。米シェール生産大手が、設備投資額を削減し、原油生産量見通しを下方修正したことで、米シェールの供給増加懸念が緩和し、原油相場の支援材料となった。

アナダルコ・ペトロリアムは、米テキサス州ヒューストンに拠点をもち、パーミアン盆地など米国内の主要なシェール生産地の他、南米やアフリカで原油生産をおこなっている。同社は前期決算発表の3月には、17年の設備投資額を45億ドルから47億ドルとするとしていた。また、同社の原油とガスの平均出荷量は、前四半期と比べ20%減少し63.1万バレル/日となった。

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