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原油相場は上昇、OPEC、非加盟産油国が減産順守率改善のため会合開催へ ベネズエラへの制裁も警戒(28日)

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原油先物は上昇、OPEC、非加盟産油国が減産順守率改善のため会合開催へ ベネズエラへの制裁も警戒

[7/28 ニューヨーク終値]

WTI9月限 49.71ドル/バレル 前日比 +0.67(+1.37%)H 49.81 L 48.86

原油先物相場は、OPEC加盟国と非加盟の産油国が減産順守率の向上のため会合を開くことが伝えられたことで買いが優勢となった。ベネズエラの制憲議会議員選挙の投票日を控える中、米国による石油業界を対象とした金融制裁への警戒も支援材料となった。

石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟産油国は、早ければ来週にも減産順守率の向上について協議するため、アブダビで会合を開催することが伝えられた。サウジ、アラブ首長国連邦(UAE)、イラク、ロシアなどが参加する予定となっており、減産順守率が50%台であるイラクなどが議論の対象となるとみられる。IEA月報では6月の減産順守率が78%まで低下したことで、減産合意の実効性の低下が懸念されている中、産油国が減産順守率の向上に着手していることは好感され、原油相場の買い材料となった。

ベネズエラで、憲法を書き換えるための「制憲議会」の議員選挙が30日日曜日に実施されることが決まっている中、米政府がベネズエラの石油収入を対象とした制裁を発動する可能性が高まっていることで、原油供給懸念が広がり、原油相場の買い材料となった。ベネズエラは約200万バレル/日の原油を生産しており、その大部分をグローバル市場へ輸出している。米政府は、ベネズエラ国営石油会社(PDVSA)とのドル建て取引を禁止する内容の金融制裁を検討していることが、米メディアにより報じられている。

ロイヤルダッチシェルは、ナイジェリアの「ボニーライト原油」の出荷についてフォースマジュールを延期することを発表した。シェルは、25日にトランスニジェールパイプラインの稼働停止によりフォースマジュールを宣言していた。「ボニーライト原油」出荷に対するフォースマジュールにより、最大で15万バレル/日の原油供給が影響を受ける懸念が広がり、原油相場の支えとなった。

ベイカーヒューズ社が発表した米石油リグの稼働数は、前週と比べ2基増加し766基となった。低コストのシェール盆地であるパーミアン盆地(テキサス州/ニューメキシコ州)が前週比5基増加したことが影響した。イーグルフォード盆地(テキサス州)では前週比2基減少、ナイオブララ盆地(コロラド州/ワイオミング州)では1基減少した。米国のリグ稼働数が再び増加に転じたことは、原油相場の重荷となった。

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