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原油相場は下落、OPECの減産順守率低下への警戒感で反落(3日)

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原油先物は下落、OPECの減産順守率低下への警戒感で反落

[8/3 ニューヨーク終値]

WTI9月限 49.03ドル/バレル 前日比 -0.56(-1.13%)H 49.96 L 48.97

原油先物相場は、欧州の石油製品市場がタイト化するとの観測から買いが先行したが、OPEC加盟国の減産順守率低下への警戒心は根強く、50ドル目前では売りが膨らみ下落に転じた。米コモディティヘッジファンドの閉鎖報道も市場参加者の心理を悪化させた。

欧州最大の精製能力を持つパーニス製油所の稼働停止により、欧州の石油製品市場がタイト化するとの観測から、欧州石油製品相場は上昇した。欧州の石油製品の現物市場がタイト化すると、米国からの石油製品輸出が増えるため、原油相場の買い材料となった。

7月の減産順守率は低下する観測が広がっている中、石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟産油国は、来週7日-8日にアブダビで会合を開き、減産順守率の向上について協議をおこなう予定となっている。サウジ、アラブ首長国連邦(UAE)、イラク、ロシアなどが参加する予定となっているが、市場ではイラク、UAEなどが直ちに減産幅を拡大する可能性は低いとみられており、減産順守率の低迷が警戒されている。

アンディホール氏が運営するヘッジファンドのアステンベックキャピタルマネジメントは、ファンドを閉鎖することが伝えられた。米コネティカット州に拠点を持つアステンベックは、約14億ドルの資金を原油先物市場中心に運用しており、原油市場の持続的な上昇を予想していた。ただ、原油価格が想定通り上昇しなかったため、アステンベックは今年に入り約30%の損失を出し、ファンドを閉鎖することを決めたと伝えられた。原油市場に強気な見方をしていたヘッジファンドが閉鎖することが伝えられたことで、原油のロングポジション(買い持ち建玉)が清算のため市場で売却されるとの観測が広がり、市場参加者の心理が悪化した。

サウジアラビアのファリハ・エネルギー相は、7月にアンデュランキャピタルマネジメントなど、大手コモディティヘッジファンド数社と非公式に会っていたことが明らかになった。サウジが、メキシコが行っているように、売りヘッジをおこなう可能性などについて意見交換したと伝えられたが、原油相場への影響はみられなかった。

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