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原油相場は下落、サウジ9月も原油輸出削減も、OPECと非加盟産油国の会合終了で失望売り優勢(8日)

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原油先物は下落、サウジ9月も原油輸出削減も、OPECと非加盟産油国の会合終了で失望売り

[8/8 ニューヨーク終値]

WTI9月限 49.17ドル/バレル 前日比 -0.22(-0.45%)H 49.79 L 48.86

原油先物相場は、サウジが9月の原油輸出を削減することを決めたことは支援材料となったが、OPECと非加盟産油国の減産監視委員会の会合が終了し、物足りない内容との見方が広がり、売りが優勢となった。

サウジは、9月の原油輸出を52万バレル/日以上削減することを決めたと報じられた。サウジは、中国、韓国などアジア向け輸出を最大で10%削減し、欧州、米国向けの輸出も削減する。減産合意で必要となる48.6万バレル/日以上の輸出削減をおこなうことで、供給削減を行う方針をとったとみられる。サウジが前月に続き、9月も原油輸出の削減をおこなうことを決めたことは、原油相場の支援材料となった。

本日まで開催されていた石油輸出国機構(OPEC)と非加盟国の協調減産監視委員会の会合が終了し、参加したサウジ、UAE、イラク、カザフスタン、マレーシア、クウェート、ロシアは、減産合意に対し100%の順守率の達成を目指し協力していくことで一致した。サウジが前月に続き、9月も原油輸出の削減をおこなうことを伝え、他産油国の削減努力を促したとみられる。また、次回会合は今月21日にウィーンで開かれることが決まった。市場では、サウジがOPEC加盟国の供給削減に対し積極的に働きかけていることは好感されたが、合意内容が物足りないと判断され売りに押された。

米エネルギー省が発表した短期エネルギー見通し(STEO)によると、17年の米原油生産量の見通しを前年比50万バレル増の935万バレル/日と、前回より4万バレル上方修正した。18年の米原油生産量見通しは、前年比56万バレル増の991万バレル/日とし、前回より1万バレル下方修正した。米原油需要については、17年は前年比34万バレル増と、前回より3万バレル上方修正し、18年は前年比33万バレル増と、3万バレル下方修正した。前回より需給バランスがやや悪化することが示されたことで、原油相場の売り材料となった。

石油メジャーのシェブロン、トタールは、ベネズエラの外国籍職員を国外退避することを決めた。ベネズエラの治安悪化をうけた措置で、スペイン石油大手のレプソル、ノルウェーのスタットオイル、イタリアのエニ(ENI)も職員を国外退避させたことが伝えられている。米政府は、引き続き、ベネズエラ国営石油会社(PDVSA)の石油収入を対象とした制裁を検討しており、欧州や南米諸国の協力を要請していると伝えられた。米国の制裁により、原油や石油製品の現物市場が混乱することへの警戒が原油相場の支えとなった。

引け後に発表されたAPI週間石油在庫統計では、原油在庫が市場予想以上に減少した。

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