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原油相場は下落 OPECの減産順守率低下で(10日)

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原油先物は下落 OPECの減産順守率低下で

[8/10 ニューヨーク終値]

WTI9月限 48.59ドル/バレル 前日比 -0.97(-1.96%)H 50.22 L 48.35

原油先物相場は、7月のOPEC原油生産量が増加し、減産順守率が低下したことにより、売りが優勢となり下落した。また心理的な節目となる50ドルを達成したことで、投機筋の利益確定とみられる売りも目立った。

石油輸出国機構(OPEC)が発表した月報(OPEC月報、Monthly Oil Market Report)によると、7月の加盟14カ国の原油生産量は、前月比17万バレル増の3,287万バレル/日となった。OPEC10カ国(イラン、リビア、ナイジェリアを除く)の減産順守率は96%となった。OPECの生産量が増加したことで、減産合意の実効性が低下するとの見方が広がり、原油相場の売り材料となった。

減産合意から除外されているリビアの原油生産量は、前月比15.4万バレル増の100万バレル/日となり、増加幅は加盟国で最大となった。条件付きで上限を設定することに合意したナイジェリアの生産量は、3.4万バレル増の175万バレル/日となった。また、サウジは3.2万バレル増の1007万バレル/日となった。一方で、減産順守率低下が懸念されているイラクは前月比3.3万バレル減の447万バレル/日、アラブ首長国連邦(UAE)は前月比7千バレル減の291万バレル/日となった。ベネズエラは、前月比1.6万バレル減の193万バレルとなった。在庫については、7月のOECD商業石油在庫は30.33億バレル、過去5年平均と比べ2億5200万バレル高い水準にあるとした。

サウジのファリハエネルギー相は、イラクの石油相と会談をおこない、減産順守率の改善に取り組むことに合意したことを明らかにした。イラクとUAEの減産順守率が低いことが、OPEC加盟国全体の順守率低下の主因となっており、とくにイラクの6月の順守率が29%まで低下していることが懸念視されている。ファリハ氏が減産を働きかけていることはポジティブな内容だが、本日は原油相場への影響はみられなかった。

ロシア国営石油会社ガスプロムネフチは、減産合意の満了後に生産量を増やすことは、経済的に実行可能との見方を示した。

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