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原油相場は上昇 IEA月報 OPEC減産順守率75%まで低下も、先進国石油在庫の縮小ペースは加速(11日)

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原油先物は上昇 IEA月報=OPEC減産順守率75%まで低下も、先進国石油在庫の縮小ペースは加速

[8/11 ニューヨーク終値]

WTI9月限 48.82ドル/バレル 前日比 +0.23(+0.47%)H 48.98 L 47.98

原油先物相場は、IEA月報で、7月のOPECの減産順守率が75%まで低下したことが嫌気されたが、すでに価格に織り込まれていたため、17年の世界石油需要が上方修正されたことや、OECD石油在庫の減少ペースが加速していることが支援材料となり、買いが優勢となった。

国際エネルギー機関(IEA)が発表した月次報告では、北米の原油生産量が増加し、OPEC加盟国の減産順守率が低下するなか、世界の石油需要が当初想定より増加することで、需給バランスは改善に向かうとの見方を示した。一方で、2015年-16年の過去の需要データを改定したため、17年-18年の需要が30万バレル/日から40万バレル/日下方修正した。

17年の石油需要見通しは、前年比で150万バレル増加するとの見通しを示し、前回から10万バレル上方修正した。18年は前回から変わらず前年比150万バレル増との見通しを示した。7月のOPEC加盟国の原油生産量は、リビアの生産量の急速な回復により、前月比23万バレル増の3284万バレル/日となった。OPEC加盟12カ国の減産順守率は、アルジェリア、イラク、UAEの順守率低迷により、7月時点では75%となり、前回改定値78%から低下した。年初からの平均では87%となった。ただ、来年3月には、180万バレル/日の減産を達成するとの見通しを示した。7月の世界の石油供給量は、3カ月連続で増加し、前月比52万バレル増となった。17年の非OPECの石油供給見通しは、前年比70万バレル増、18年は140万バレル増となる見通しとなった。うち米国の供給量は、17年は60万バレル増、18年は100万バレル増となった。6月のOECD石油在庫は前月比1930万バレル減の30.21億バレルと前月に続き減少した。OECD石油在庫の過去5年平均との差は、前回2億6600万バレルから2億1900万バレルに縮小した。縮小のペースは前回2600万バレル減から4700万バレル減へと加速している。

ベイカーヒューズ社が発表した米石油リグ数は、前週比3基増加し768基となった。主要シェール地域では、カナウッドフォード盆地(オクラホマ州)は+3、パーミアン盆地(テキサス州/ニューメキシコ州)は-2、イーグルフォード盆地(テキサス州)では-1となった。リグの稼働数は増加したものの、増加ペースが鈍化を続けているため、原油相場への影響は限定的となった。

米国 8/11/17 w/w y/y
石油リグ 768 +3 +372
ガスリグ 181 -8 +98
混合 0 0 -2
米国リグ合計 949 -5 468

石油リグ地区別 8/11/17 w/w
Ardmore Woodford 1 0
Arkoma Woodford 1 0
Barnett 4 -1
Cana Woodford 63 +3
DJ-Niobrara 30 0
Eagle Ford 69 -1
Fayetteville 0 0
Granite Wash 15 0
Haynesville 2 0
Marcellus 0 0
Mississippian 7 0
Permian 377 -2
Utica 0 0
Williston 53 0
Others 146 +4
Total US RigCount 768 +3

原油見通し

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