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原油先物は下落、原油在庫減少で一時買われるもハービー警戒で売り優勢(30日)

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原油先物は下落、原油在庫減少で一時買われるもハービー警戒で売り優勢

[8/30 ニューヨーク終値]

WTI10月限 45.96ドル/バレル 前日比 -0.48(-1.03%)H 46.72 L 45.84

原油先物相場は、EIA週間石油在庫統計で、原油在庫が市場予想以上に減少したことで買われる場面もあったが、ハービーが再上陸したことで、ルイジアナ州の製油所への影響が警戒され、売りが優勢となった。

熱帯性暴風雨「ハービー」は、本日現地時間午前4時頃、ルイジアナ州南西部キャメロン近郊にに再上陸し、北東へ進んでいる。テキサス州では、製油所や石油生産設備の再稼働の準備が始まっている。マラソンオイル社はヒューストン南部テキサス市に位置する精製能力45.9万バレルのガルベストンベイ製油所を木曜日には再稼働する予定だ。コノコフィリップスとBHPは、テキサス州南部イーグルフォードシェールの操業を一部再開した。キンダーモーガンもテキサス州南部の油送能力30万バレル/日のパイプラインを再稼働した。本日時点で、420万バレル/日の精製能力(全米の約23%)と32.4万バレル/日の原油生産能力(メキシコ湾岸地域の約18.5%)が操業停止している。国立ハリケーンセンター(NHC)によると、「ハービー」は、木曜日にはルイジアナ州を離れ、アーカンソー州とミシシッピ州の境へと進む見通しとなっている。原油相場は、ハービーが再上陸したことで、ルイジアナ州の製油所への影響が警戒され、売りが優勢となった。

米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)が発表したEIA週間石油在庫統計によると、原油在庫は前週比で539.2万バレル減少し、減少幅が市場予想を大幅に上回った。ガソリン在庫は前週比3.5万バレル増となった。今回の統計は「ハービー」上陸前日までとなるが、製油所稼働率が上昇する中、ナイジェリア、ベネズエラ、イラク、サウジなどからの原油輸入が大幅に減少したことが影響した。原油相場は、原油在庫が予想以上に減少したことで、46ドル付近から46.60付近まで約60セント上昇したが、午後には発表前の水準まで売り戻された。

リビアの原油供給量が、武装勢力によるパイプラインの封鎖により、36万バレル/日(前月時点のリビア生産量の約35%)減少している。本日時点で、シャララ油田(28.3万バレル/日)、アルフィール油田(7万バレル/日)、ハマダ油田(7万バレル/日)が操業停止している。

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