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原油先物は上昇、製油所とパイプラインの再稼働で需要早期回復の観測広がる(5日)

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原油先物は上昇、製油所とパイプラインの再稼働で需要早期回復の観測広がる

[9/5 ニューヨーク終値]

WTI10月限 48.66ドル/バレル 前日比 +1.37(+2.9%)H 48.98 L 47.15

原油先物相場は、米メキシコ湾の製油所の再稼働が順調に進んでいることに加え、石油製品を米北東部へ輸送するコロニアルパイプラインが再稼働したことをうけて、原油需要が早期に回復するとの見方が広がり、買いが優勢となった。

米国の製油所と生産設備が再稼働している。現時点で210万バレル/日の精製能力(全米の約11.4%)と12.1万バレル/日の原油生産能力(メキシコ湾岸地域の約6.9%)が停止しているが、前週金曜日から、約200万バレル/日の精製能力と約3万バレル/日の原油生産能力が再開した。ヴァレロ社は、コーパスクリスティ、テキサスシティ、スリーリバー製油所を再稼働した。モティバ社のポートアーサー製油所(精製能力60.3万バレル/日)は今週中にも再稼働すると報じられた。コノコフィリップス社は、イーグルフォードシェールの生産がハービー上陸前の水準の80%まで回復したと発表した。ガソリン、ディーゼルオイルなど石油製品を米北東部へ輸送するコロニアルパイプラインも本日再稼働した。製油所が再稼働を始めたことで、原油需要が早期に回復するとの見方が広がり、原油の買い材料となった。

リビア国営石油会社(NOC)は、シャララ油田付近に武装勢力が近づいているため、従業員を非難させたと報じられた。シャララ油田は、(28.3万バレル/日)は前週水曜日から停止している。リビアで不安定な状況が続いており、同国原油供給量が減少していることは原油相場の支援材料となった。

ロシアのノヴァックエネルギー相は、減産合意に基づく減産幅が8月時点で34.5万バレルに達し、減産合意に基づく30万バレルを上回ったと話した。ロシアエネルギー省が前週土曜日に発表した統計データによると8月の原油生産量は、前月比4万バレル減の1091万バレル/日となった。

米国立ハリケーンセンター(NHC)によると、ハリケーン「アーマ」は、カテゴリー5まで勢力を強め、日曜日にはフロリダ州へ接近する可能性があり、警戒が強まっている。ただ、現時点では見通しがまだ不透明であることから、原油相場への影響は限定的となった。

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