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原油先物は上昇、製油所再開を好感 ハリケーン「アーマ(IRMA)」への警戒が重し(6日)

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原油先物は上昇、製油所再開を好感 ハリケーン「アーマ(IRMA)」への警戒が重し

[9/6 ニューヨーク終値]

WTI10月限 49.16ドル/バレル 前日比 +0.50(+1.03%)H 49.42 L 48.52

原油先物相場は、製油所再開が順調に進んでいることで、原油需要の早期回復への期待から買いが優勢となったが、米フロリダ州に上陸の恐れがあるハリケーン「アーマ(IRMA)」への警戒が重しとなった。

米テキサス州の製油所の再稼働が相次いでいる。エクソンモービル社は、本日、ベイタウン製油所(精製能力56万バレル/日)で原油の受け入れを開始したと発表した。また、トタール社は、ポートアーサー製油所(22.5万バレル)を「近くに」再稼働すると発表した。3つの製油所を、前日に再稼働させたヴァレロ社に加え、シットゴ-、フリントヒルズ、マラソンオイル、ヒューストンリファイニングが精製設備を再稼働したことが伝えられた。ハリケーン「ハービー」の影響で停止した440万バレル/日の精製能力(全米の約24%)のうち約50%が本日までに回復したとみられる。原油相場は、製油所の再開が順調に進んでいることを好感し、本日も買い材料となった。

カテゴリー5となったハリケーン「アーマ(IRMA)」は、風速時速185マイル(秒速約82m)の勢力で、カリブ海北東部を西に移動している。米国立ハリケーンセンター(NHC)によると、本日午後にはプエルトリコを通過し、日曜日午前中にフロリダ州へ上陸すると予想されている。米フロリダ州のスコット知事は、非常事態宣言を発令した。フロリダは、石油消費地域であるため、予想通り上陸した場合、洪水などの影響により、石油製品需要が短期的に落ち込むことが予想される。ハリケーンの上陸で石油需要が減少することへの警戒が強まり、ガソリンの売りが加速し、原油相場の重荷となった。

リビア国営石油会社(NOC)が、シャララ油田を再稼働したことが伝えられた。リビア最大の生産能力(33万バレル/日)をもつシャララ油田は、武装勢力がパイプラインを封鎖していたため、前週から稼働停止していた。同じく停止していたアルフィール油田、ハマダ油田は前週土曜日に再稼働していた。リビアの原油生産量は、少なくとも7月の水準101万バレル/日まで回復するとの見方が広がった。ただ、本日は、原油相場への影響は限定的となった。

ハリケーン「ハービー」が上陸してから初めてのAPI週間石油在庫統計が本日発表される。

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