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原油先物は下落、ハリケーン「アーマ(IRMA)」への警戒強まる 米EPAのガソリン規制免除も重し(7日)

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原油先物は下落、ハリケーン「アーマ(IRMA)」への警戒強まる 米EPAのガソリン規制免除も重し

[9/7 ニューヨーク終値]

WTI10月限 49.09ドル/バレル 前日比 -0.07(-0.14%)H 49.33 L 48.63

原油先物相場は、EIA週間石油在庫統計は、原油在庫の増加幅はほぼ市場予想通りとなったが、ハリケーン「アーマ(IRMA)」への警戒が強まったことに加え、米EPAがガソリン規制の免除措置を発表したことが重しとなり、売りが優勢となった。

米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間石油在庫統計によると、原油在庫は前週比458万バレル増(予想400万バレル増)、ガソリン在庫は前週比319.9万バレル減(予想520万バレル減)、中間留分在庫は前週比139.6万バレル減(予想300万バレル減)、製油所稼働率は前週比-16.9%(予想-8.85%)となった。ハリケーン「ハービー」の影響で、製油所稼働率は16.9%低下し、2010年以降最低となる79.7%まで低下した。パイプラインが稼働停止したことで、石油製品の供給量も前週比147万バレル減(-8%)となり大幅に減少した。原油生産量も前週比74.9万バレル減(-9%)となり大幅に減少した。原油在庫は大幅に増加したが、ほぼ市場予想通りとなったため、原油相場への影響は限定的となった。

米テキサス州の製油所は設備稼働率を徐々に引き上げている。米国最大の精製能力をもつモティバ社のポートアーサー製油所(精製能力60.3万バレル/日)が日曜日までに、設備稼働率40%まで引き上げる計画であることが伝えられた。石油情報誌プラッツによると、現在停止している石油精製能力は240万バレル/日(全米の約13%)となっており、ピーク時の440万バレル/日(全米の約24%)から減少している。米国最大の製油所が再稼働の準備を進めていることが伝わったことで、原油需要が早期に回復することへの期待が広がり、原油相場の支援材料となった。

米国立ハリケーンセンター(NHC)によると、ハリケーン「アーマ(IRMA)」は、10日にカテゴリー4の勢力でフロリダ州へ上陸する見通しとなった。米フロリダ州のスコット州知事は、同州南部の25万人に対し避難命令を出した。ハリケーンの上陸で石油需要が落ち込むことへ警戒が強まり、原油相場の重しとなった。

米国環境保護庁(EPA)は、本日、テキサス州などハリケーンの影響を受けた複数の州の製油所に、冬季仕様のガソリンを9月15日まで販売することを許可した。また、ガソリン生産、ブレンディングに関する規制も26日まで免除することを決めた。EPAは、石油精製能力の低下によるガソリンの供給不足を防ぐため、一時的な規制免除措置を発表した。これら措置により、ガソリンの供給不足が早期に解消されるとの見方が広がったことで、ガソリン相場は売りが優勢となり、原油相場の重しとなった。

サウジが10月の原油輸出量を35万バレル削減する意向であることが報じられた。米国向けの輸出を削減し、60万バレル以下へと抑える意向であることが伝えられた。

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