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原油先物は上昇、サウジとロシアが3カ月以上の減産延長を協議開始 EIAは年内に需給均衡化見通し(12日)

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原油先物は上昇、サウジとロシアが3カ月以上の減産延長を協議開始 EIAは年内に需給均衡化見通し

[9/12 ニューヨーク終値]

WTI10月限 48.23ドル/バレル 前日比 +0.16(+0.33%)H 48.44 L 47.73

原油先物相場は、サウジがロシアと減産合意を3カ月以上延長する可能性について協議したことが伝わったことで、買いが優勢となった。EIAが短期見通しで、米原油生産量見通しを下方修正したことで、ハリケーンによる需給悪化に対する懸念が後退したことも支援材料となった。

石油輸出国機構(OPEC)が、本日発表した月次報告によると、8月の原油生産量は、7月と比べ7.91万バレル減少し3275.5万バレル/日となった。5カ月ぶりの減少となった。リビア(前月比11.2万バレル減)、ガボン(前月比3.2万バレル減)、ベネズエラ(前月比3.2万バレル減)などの生産量が減少したことが影響した。一方で、ナイジェリアの生産量は前月比13.8万バレル増加した。サウジは前月比1万バレル減の1002.2万バレル/日となった。OECD石油在庫は前月比で減少し、5年平均を1億9500万バレル万バレル上回る30億200万バレルとなった。ただ、来年1月-6月のOPECに対する原油需要は、現在のOPEC供給量を下回るとの見方を示したことで、来年前半には原油在庫は増加するとの見通しを示した。世界の原油在庫が再び増加に転じるとの見方が示されたことは、原油相場の重荷となった。

サウジアラビアのファリハ・エネルギー相とロシアのノヴァックエネルギー相が、減産合意延長の可能性について協議し、3カ月以上、来年後半まで延長することを検討していることが報じられた。サウジのファリハ氏は、今週に入り、ベネズエラ、UAE、カザフスタンと減産合意延長について協議を始めた。減産合意延長の可能性が高まったことで、原油相場の買い材料となった。

米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)が本日発表した短期エネルギー市場見通し(STEO)によると、2017年の原油生産量見通しは、925万バレル/日となり、前回から10万バレル下方修正した。18年の原油生産量見通しは、984万バレル/日となり、前回から7万バレル下方修正した。ハリケーン「ハービー」の影響で減少する石油製品供給量の大部分は、石油製品の輸出の減少と輸入の増加で相殺されるとの見方を示した。9月の原油処理量は、8月の1710万バレル/日から1530万バレル/日へと減少、石油製品の輸出量は1-8月の平均290万バレル/日から110万バレル/日へと減少するとの見方を示した。また、17年末には、原油市場の需給バランスは均衡化するとの見方を示した。米シェールの生産増加やハリケーンによる需要の落ち込みへの懸念がやや後退し、原油相場の買い材料となった。

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