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原油相場は下落、原油輸出は堅調も、米製油所稼働率の低下観測で反落(4日)

マーケットニュース、市場動向

原油先物は下落、原油輸出は堅調も、米製油所稼働率の低下観測で反落

[10/4 ニューヨーク終値]

WTI11月限 49.98ドル/バレル 前日比 -0.44(-0.87%)H 50.67 L 49.76

原油先物相場は、EIA週間石油在庫統計で、原油在庫が市場予想以上に減少したが、メンテナンスシーズン入りで製油所稼働率がさらに低下するとの見方が広がり、売りが優勢となった。

米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)が発表した週間石油在庫統計によると、原油在庫は前週比602.3万バレル減(予想80万バレル減)の4億6496万バレルとなった。ガソリン在庫は前週比164.4万バレル増(予想110万バレル増)、中間留分在庫は前週比260.6万バレル減(予想180万バレル減)、製油所稼働率は前週比-0.50%(予想+0.80%)となった。ガソリンを含めた石油製品需要が低下する中、製油所稼働率が低下したことで、原油需要は減少したが、原油輸出が前週比49.3万バレル/日増の198.4万バレルと堅調であったため、原油在庫は市場予想以上に減少した。原油相場は、在庫統計発表後、原油在庫が予想以上に減少したことに反応し買いが優勢となったが、製油所の稼働率がメンテナンスシーズン入りでさらに低下するとの観測により、売りが膨らみ押し戻された。

ロシアのプーチン大統領は、モスクワで開催されているエネルギーカンファレンスで、協調減産について、「18年3月の状況次第で判断する、ただし、延長する可能性も排除しない」と話した。また、プーチン氏は「延長を検討するのであれば、最低でも18年末まで延長すべき」との考えを示した。そして、リビアが協調減産に参加する可能性があると話した。ロシアのノヴァックエネルギー相は、「協調減産の延長については、11月に協議し、18年第1四半期(1-3月期)に最終判断する」と述べた。18年末まで延長される可能性について言及があったことはポジティブだが、一方で延長の決定が11月におこなわれることを期待する市場参加者も多いため、原油相場に対する影響は限定的となった。

イラクのザリーフ外相は、クルディスタン地域政府(KRG)が支配するキルクーク地区について、「軍事作戦の展開も辞さない」と現地メディアに向けて話した。ただ、ザリーフ外相は、2日に「クルド人自治区の関係者は、中央政府との協議を開始すべきだ」とも述べている。イラク中央政府は、すでに金融制裁を科しており、キルクーク地区に対し圧力を強めている。原油輸出が停止することへの警戒は根強く、原油相場の支えとなった。

リビア国営石油会社は、シャララ油田の出荷についてフォースマジュールを解除した。シャララ油田の出荷が停止していたため、リビアの原油生産量は前週末時点95万バレル/日から75万バレル/日まで減少していた。

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