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原油相場は上昇、ハリケーン「ネイト」はノンイベントとの見方で(9日)

マーケットニュース、市場動向

原油先物は上昇、ハリケーン「ネイト」はノンイベントとの見方で

[10/9 ニューヨーク終値]

WTI11月限 49.58ドル/バレル 前日比 +0.29(+0.59%)H 49.79 L 49.13

原油先物相場は、コロンバスデーの祝日で薄商いとなったが、ハリケーン「ネイト」による石油インフラへの影響が限定的となったことで買い戻しが入り上昇した。また、サウジが11月の原油輸出割当量を削減すると発表したことも支援材料となった。

ハリケーン「ネイト」は、土曜日夜にルイジアナ州南部に最大瞬間風速85マイル/時、「カテゴリー1」の勢力で上陸したのち、勢力を維持しながら北東へ進み、数時間後にミシシッピ州ビロクシ近郊に再び上陸した。ただ二度目の上陸後、35マイル/時の熱帯低気圧(トロピカルデプレッション)へと勢力を弱め、アラバマ州へと北上した。主にアラバマ州で暴風雨をもたらし、6.7万世帯が停電の被害にあった。米内務省安全環境執行局(BSEE)によると、本日時点で、メキシコ湾岸地域の85%に相当する149万バレル/日の原油生産が停止している。ただ、オフショア、オンショアの原油生産施設や製油所への被害の報告はなく、原油生産は前日から回復に向かい、製油所は再稼働の準備に入ったと伝えられた。ハリケーン「ネイト」は、ノンイベントとなったとの見方が広がり、原油相場に買い戻しが入った。

OPECのバーキンド事務局長は、協調減産と堅調な需要により過剰供給は是正に向かっているとの認識を示したが、「18年に向けて原油価格の回復を維持するためには、追加措置が必要となる可能性がある」と話した。11月に開かれるOPECと非加盟産油国の会合までに、協調減産延長の議論が進展することへの期待が原油相場の支援材料となった。

サウジは、11月の原油輸出割り当て量を56万バレル削減し、原油輸出量を715万バレル/日とすることを決定したと伝えられた。サウジは、8月の原油輸出量を660万バレル/日、9月の輸出量を670万バレル/日に削減し、出荷量に上限を設けていた。原油輸出量が増加傾向にあることは懸念材料となるが、割当量が削減されることは好感され、原油相場の買い材料となった。

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