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原油相場は上昇、原油在庫減少観測に加え、OPEC出荷削減量の拡大への期待で(10日)

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原油先物は上昇、原油在庫減少観測に加え、OPEC出荷削減量の拡大への期待で

[10/10 ニューヨーク終値]

WTI11月限 50.92ドル/バレル 前日比 +1.34(+2.70%)H 51.06 L 49.54

原油先物相場は、EIA週間石油在庫統計で、原油在庫が200万バレル近くの減少となる観測が広がったことに加え、今週発表予定のOPEC月報とIEA月報で、OPECの減産順守率向上や出荷削減量の拡大への期待が支援材料となり、買われて上昇した。

今週のEIA週間石油在庫統計では、米国内外の価格差が高止まりしていることなどを背景に、堅調な輸出により原油在庫は減少するとの観測が広がっている。本日時点の市場予想は、原油在庫は180万バレル減、ガソリン在庫は103万バレル減、中間留分在庫は238万バレル減となっている。今週月曜日はコロンバスデーの祝日であったため、米石油協会(API)と米エネルギー省(EIA)週間石油在庫統計は、それぞれ水曜日と木曜日に発表される予定となっている。

ハリケーン「ネイト」の影響で停止していた生産関連設備は、再稼働の作業を進めており、米内務省安全環境執行局(BSEE)によると、本日時点で停止中の生産設備は、メキシコ湾岸地域の約6割に相当する102万バレル/日となった。また、「ネイト」により停止したフィリップ66のアライアンス製油所は、設備の故障はなく、今週半ばにも再稼働する予定であると伝えられた。同じく停止したシェブロンの製油所は現時点では調査中であると伝えられた。ハリケーン「ネイト」の影響は軽微との見方が広がり、原油相場の支援材料となった。

石油輸出国機構(OPEC)の月次報告は11日水曜日、国際エネルギー機関(IEA)の月報は12日木曜日に発表される。サウジは、前日、11月の原油輸出割り当て量を56万バレル削減し、原油輸出量を715万バレル/日とすることを決定したことが伝えられた。サウジは、8月の原油輸出量を660万バレル/日、9月の輸出量を670万バレル/日に削減しており、10月のデータに注目が集まっている。市場では、OPECの減産順守率向上や出荷削減量の拡大への期待が高まっており、相場の支援材料となった。

OPECのバーキンド事務局長は、本日、「米シェール事業者とヘッジファンドは、エネルギー市場にとって重要な存在だ」と話し、米国の独立系シェール生産企業やファンドと会合をおこなうことを検討していることを明かした。バーキンド事務局長は、今年3月にも米国で、米石油大手やヘッジファンドと会合をおこなったが、とくに市場への影響がみられなかったため、原油相場への影響はなかった。

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