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原油相場は下落、IEA一時的な供給超過を示唆 原油在庫減少が支え(12日)

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原油先物は下落、IEA一時的な供給超過を示唆 原油在庫減少が支え

[10/12 ニューヨーク終値]

WTI11月限 50.60ドル/バレル 前日比 -0.70(-1.36%)H 51.13 L 50.15

原油先物相場は、IEA月報で、世界の需給が一時的に供給超過となるとの見通しが示されたことが重しとなり売りが優勢となった。EIA週間石油在庫統計が発表されると、原油在庫が予想以上に減少したことで買い戻しが入り、相場の支えとなった。

国際エネルギー機関(IEA)が発表した月次報告によると、18年の原油と石油製品の需給は概ね均衡する(broadly balanced)との見方を示した。17年の世界原油需要の伸びは、前年比+160万バレルとなり、18年は前年比+140万バレルへと減速するとの見通しを示した。17年の非OPECの原油供給量は前年比+70万バレル、18年は前年比+150万バレルとした。9月の世界の石油供給量は前月9万バレル増の9750万バレルとなった。8月のOECD商業石油在庫は、前月から1420万バレル減少し、5年平均との乖離は1億7000万バレルとなった。世界の石油在庫は、17年は10万バレル/日減、18年は20万バレル/減少するとの見通しを示した。ただ、石油在庫は、18年第1四半期に最大で80万バレル/日増加するとの見通しを示した。市場では、9月の供給量が増加したことに加え、来年1-3月期に需給が供給超過となる見通しとなったことが嫌気され、原油相場の重しとなった。

米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)が発表した週間石油在庫統計によると、原油在庫は前週比274.7万バレル減(予想199万バレル減)、ガソリン在庫は前週比249万バレル増(予想48万バレル減)、中間留分在庫は前週比148.0万バレル減(予想217万バレル減)、製油所稼働率は前週比+1.1%(予想-0.25%)となった。製油所稼働率が予想以上に上昇したため、原油在庫が予想以上に減少した。原油輸出は、前週比71万バレル減となり大幅に減少した。原油在庫が市場予想以上に減少し、API週間石油在庫統計に反する結果となったことは好感され、原油相場の支援材料となった。

ロシアの石油大手ルクオイル社のアレクペロフCEOは、「協調減産の延長は、原油価格が55ドルを上回っている状況では必要ないだろう、50ドルを下回る状況では検討すべき」とフィナンシャルタイムズに対し話した。ロシアの石油大手CEOが減産延長に対して慎重な発言を示したことは、原油市場の重荷となった。

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