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原油相場は上昇、イラク・キルクーク経由の原油輸出が約7割減少で(18日)

マーケットニュース、市場動向

原油先物は上昇、イラク・キルクーク経由の原油輸出が約7割減少で

[10/18 ニューヨーク終値]

WTI11月限 52.04 ドル/バレル 前日比 +0.16(+0.31%)H 52.33 L 51.69

原油先物相場は、EIA週間石油在庫統計で、石油製品需要が減少したことで売りが先行したが、イラク北部パイプライン経由の原油輸出量が大幅に減少したことが伝えられたことで、買いが優勢となり上昇した。

米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)が発表した週間石油在庫統計によると、原油在庫は前週比573.1万バレル減(予想480万バレル減)、ガソリン在庫は前週比90.8万バレル増(予想100万バレル減)、中間留分在庫は前週比52.8万バレル増(予想150万バレル減)、製油所稼働率は前週比-4.7%(予想-0.5%)となった。ハリケーンの影響で原油生産が前週比107万バレル減少したことに加え、ベネズエラ、サウジ、イラク、エクアドルなどからの輸入が大幅減少したことなどが影響し、原油在庫は市場予想以上に減少した。一方で、石油製品需要が前週比57万バレル減少した。ハリケーンの影響は想定内とみられる一方で、石油製品需要が減少したことで石油製品在庫が予想に反して増加したことが嫌気され、原油相場の売り材料となった。

イラク北部キルクーク地方とシーハンを結ぶパイプラインを経由するイラク原油の輸出量が、60万バレル/日から19万バレル/日へ減少したと伝えられた。プラッツが伝えた。キルクーク周辺の原油生産量が大幅に落ち込み、ほぼ停止していることが影響していると伝えられた。イラクのエネルギー省は、キルクーク地方の原油生産は、技術的な問題により減少しているが、24時間以内には生産は回復すると発表した。ただ、市場ではイラク軍がキルクークに進軍したことが直接要因との見方が支配的となっている。イラク北部経由の原油輸出が減少したことは、原油相場の買い材料となった。

サウジのファリハエネルギー相は、11月に開催されるOPEC総会前に、イラク、アルジェリア、カザフスタン、マレーシアを歴訪する予定であると伝えられた。11月にはOPEC加盟国と非加盟産油国が集まり、協調減産の延長の是非について協議されるとみられている。ファリハ氏が産油国を歴訪することで、協調減産延長のコンセンサスが広がることへの期待が高まり、原油相場を支えた。

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