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原油相場は上昇、イラク・キルクーク経由の原油輸出回復が重荷(23日)

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原油先物は上昇、イラク・キルクーク経由の原油輸出回復が重荷

[10/23 ニューヨーク終値]

WTI12月限 51.90 ドル/バレル 前日比 +0.06(+0.12%)H 52.30 L 51.68

原油先物相場は、イラク北部の原油フローが回復に向かっていることが伝わったことで、ブレント原油に売りが入り、相場の重荷となった。ただ、今週の週間石油在庫統計で、原油在庫が引き続き減少したとの見方が相場を支えた。

イラク北部キルクーク地方とシーハンを結ぶパイプラインの原油輸送量が、29万バレル/日程度まで回復したと伝えられた。前週金曜日時点では、19.6万バレル/日程度まで減少していた。イラク北部の月初からの輸出量は、前月比10万バレル減の平均46万バレル/日となっている。イラク南部の月初からの輸出量は、前月比11万バレル減の平均313万バレル/日となり、北部南部両ルートで輸出量が減少していることが明らかとなった。イラク北部の原油フローが回復に向かっていることが伝わったことは、ブレント原油の売り材料となり、WTI原油相場の重荷となった。

イラク石油省は、BP社と共同で、キルクーク地方の生産状況などの精査をおこなうと発表した。また、イラクのルアイビ石油相は、キルクーク地方の原油生産量を70万バレル/日程度まで引き上げるため、BPへ協力を要請したことを明らかにした。

クルディスタン地方政府(KRG)は、イラク中央政府の要求する対話の条件は受け入れられないとしている。

OPEC加盟国および非加盟国の合同委員会(JMMC)の会合が前週土曜日に開かれ、協調減産に参加した産油国の9月減産順守率が120%となったと発表された。8月の減産順守率は116%となっていた。また、次回JMMC会合は、11月29日にウィーンで開かれると発表された。

今週水曜日に発表されるEIA週間石油在庫統計の市場予想は、原油在庫は250万バレル減、ガソリン150万バレル減、中間留分190万バレル減、製油所稼働率+1.3%となっている。

前週金曜日に公表された米石油リグ数が、前週比7基減の736基となり、3週連続で減少したことも相場の支えとなった。主要シェール生産地域では、イーグルフォード盆地(テキサス州)は、カナウッドフォード盆地(オクラホマ州)は、それぞれ2基増、パーミアン盆地(テキサス州/ニューメキシコ州)は6基減少した

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